Linuxディストリビューション
読み:リヌクス-ディストリビューション
外語:Linux distribution
Linux
において一般的に使われる
ソフトウェア
を一通りひとまとめにしたもの。
目次
概要
一覧
Slackware系
Red hat系
現行品
開発終了品等
Debian系
現行品
開発終了品
Ubuntu系
公式
非公式
それ以外
現行品
開発終了品
概要
様々なものがあり、それも続々と誕生しているため、網羅することは非常に難しいと考えられている。
使用しているパッケージ管理方式などにより、「Slackware系」、「Redhat系」、「Debian系」とその派生の「Ubuntu系」、それ以外、に分けることができる。
一覧
マイナーなものもある上に何らかの管理が存在するわけでもないため全てを網羅することは不可能だが、比較的よく知られているディストリビューションに、次のようなものがある。
Slackware系
「全てはソースから」という、超硬派な玄人向けディストリビューション。TGZ系とも。
Slackware Linux
: 古くからある玄人専用Linux。だが最近は玄人が減り、下火に
Plamo Linux
: Slackwareをベースに、日本で開発されたLinux
Puppy Linux: Slackwareをベースに、オーストラリアで開発された小型軽量Linux
Slamd64 Linux: x86-64版Slackware。AMD64/Intel 64に対応した初の非公式Slackwareである
Slax
: 8cm CDにも収まる、小型軽量のLinux
SLAX-ja: Slaxを日本語化したもの
Red hat系
パッケージ管理システムに
RPM
を用いていることを特徴とするディストリビューションである。RPM系とも。
一連はRedHat Linuxがベースとなっている。
現行品
Fedora
(旧称Fedora Core): Red Hat Linuxの後継
Red Hat Enterprise Linux
: Fedoraの
安定版
で、商用。RHELと略される
Asianux: 日ミラクル・リナックス、支レッドフラグ、鮮ハーンソフトの3社による版
Haansoft Linux: 南鮮ハーンソフトによるAsianuxベースの製品
MIRACLE LINUX: 日本のミラクル・リナックス社によるAsianuxベースの製品
Red Flag Linux: 支那のレッドフラグ社によるAsianuxベースの製品
CentOS
: RHEL互換をフリーで目指すもの
Scientific Linux(旧称Fermi Linux): 米国Fermi国立研究所(FNAL)によるもの
StartCom Linux: RHEL 5をベースとするRHEL互換
Berry Linux: 日本の1CD Linux。Fedora Core 3ベース
Yellow Dog Linux:
PLAYSTATION 3
でも動作するLinux
Yellow Dog Enterprise Linux: Yellow Dog Linuxの商用版
Mandriva Linux(旧称Mandrakelinux): フランスのMandriva社による製品
PCLinuxOS: Mandriva Linuxをベースとする、デスクトップ志向Linux
nihonLinux: 筋金入りの電波。ネタ
Momonga Linux
: Kondara MNU/Linuxの後継版
coMomonga Linux: Windwosで動作するMomonga Linux
openSUSE(旧称SuSE Linux): 元はSLSとSlackwareをベースとするLinux
SUSE Linux Enterprise: Novellの製品
Oracle Linux (旧称Oracle Enterprise Linux、Oracle Unbreakable Linux): Oracle社の製品
Turbolinux
: ターボリナックス社の製品
Vine Linux
: コンパクトで軽量な日本語ディストリビューション
開発終了品等
開発終了を表明していなくても、長く更新されていないものはここに。
(Red Hat Enterprise Linux系およびクローン類)
White Box Enterprise Linux: いわゆるRHEL互換品のひとつ
Caldera OpenLinux: 米Caldera Systems(現SCOグループ)による製品
HOLON Linux: インターチャネル・ホロン社による製品
Kondara MNU/Linux
: 一部開発者によりMomonga Linuxが開発される
LASER5 Linux
: RedHat Linuxから分裂した製品
Linux (for PlayStation 2)
:
PlayStation2
用の製品。Kondara MNU/Linuxベース
Linux MLD: メディアラボ社による製品
Lycoris Desktop/LX: Windows風のGUIを搭載したLycoris社製品。後にMandriva社に買収される
Red Hat Linux
: Fedora Core(現Fedora)に引き継がれる
Debian系
Debianから派生し、パッケージ管理システムにdeb形式を用いていることを特徴とするディストリビューションである。DEB系とも。
一連はDebian GNU/Linuxがベースとなっている。
現行品
Debian GNU/Linux
: パッケージ管理システムAPTを特徴とするLinux
ARMA aka Omoikane GNU/Linux
: 日本のオモイカネ社の製品
DemoLinux: Debianパッケージを元に開発され、CD起動を可能としたもの
KANOTIX: Debianパッケージを元に開発され、CD起動を可能としたもの
KNOPPIX: Debianパッケージを元に開発され、CDのみで動作可能なもの
Damn Small Linux: KNOPPIXをベースに、極限まで小型化したもの
Xenoppix: KnoppixにXenを搭載した、日本のLinux
MEPIS Linux: 最もインストールが簡単なDebianと言われている
MIKO GNYO/Linux: (巫女ぐにょLinux) CD起動に対応した、日本のLinux (3.6まで。3.6以降はUbuntu系)
Raspbian: Raspberry Pi用
Regret Linux: 日本の1CD Linux、元KNOPPIXベース、現Debian Live
sidux: DebianベースのCD起動対応Linux。Kanotixの後継と言われている
Ubuntu
: Debianの派生の代表例。「Ubuntu系」も参照
Xandros
: デスクトップLinux。Windows風(?)GUIを搭載し、Eee PCでも採用
開発終了品
Corel LinuxOS: カナダCorel社の製品。後継はXandros
Linspire
(旧称
LindowsOS
): Ubuntuベースで、Windows風(?)GUIを搭載
Maemo: →
MeeGo
Progeny Debian:
インストーラー
にRed HatのAnacondaを採用したLinux
UserLinux(旧称gnUserLinux): コミュニティーベースのデスクトップ用Linux
Ubuntu系
Debian GNU/Linuxをベースとして作られたUbuntuと、そのUbuntuをベースとするディストリビューションである。
Ubuntu系については「公式」のものと、それ以外の非公式派生品に分かれている。
公式
Ubuntu
: Ubuntu系の代表。半年毎の定期リリースなどを公約としている
Edubuntu: Ubuntuの教育関係者向けのバージョン。デスクトップは
GNOME
Kubuntu: Ubuntuをベースに、GNOMEの代わりに
KDE
を採用した
Gobuntu: Ubuntuをベースに、フリーソフトウェアだけでかためたもの
Xubuntu: Ubuntuをベースに、GNOMEの代わりにXFceを採用した軽量版
Ubuntu Studio: マルチメディア機能が搭載されたUbuntu
このほか、小型モバイル機器向けの「Ubuntu Mobile and Embedded Edition」をリリースする旨を発表している。
非公式
Ecolinux: XFceを採用した、日本の軽量版Ubuntu
Elbuntu: Enlightenmentウィンドウマネージャーを採用したUbuntu
Fluxbuntu: Fluxboxウィンドウマネージャーを採用した軽量Linux
Freespire: Linspireを、コミュニティーベースで開発したLinux
Goobuntu: Google仕様Ubuntuで、社内のデスクトップで利用する非公開版。GNOMEとのこと
gOS: 米の200ドルパソコン「Everex Green gPC TC2502」で採用されたOS。
OS X
風。
Ichthux: クリスチャン向けのKubuntu
Karoshi Linux
LiMux
- Die IT-Evolution: ドイツ ミュンヘン市議会で導入されたカスタム版のUbuntu
Linux Mint: 上品(エレガント)、最新、快適を標榜するLinux
MIKO GNYO/Linux: (巫女ぐにょLinux) CD起動に対応した、日本のLinux (3.6以降)
nUbuntu: ネットワークやサーバーテストツールを中心にパッケージを再構成したUbuntu
Ubuntu Christian Edition(Ubuntu CE): クリスチャン向けのUbuntuで聖書全文を搭載
Ubuntu Lite: 非力なレガシーシステム用のUbuntu
Ubuntu Studio: マルチメディア編集/作成用のUbuntuフレーバー
Virtual Appliance: 仮想マシン用と見られるもの(詳細不明)
zUbuntu: IBM eServer zSeriesで稼動するUbuntu
それ以外
代表的な形態に属さない、独自のディストリビューションも多数存在する。
現行品
Arch Linux: 小型軽量を標榜するLinux
Chakra
ArchBang
Android
: Googleの
スマートフォン
用OS
Baidu Yi: 支那「百度(Baidu)」のスマートフォン「Streak Pro」で採用
IcedRobot: GNU Classpathと
OpenJDK
でAndroidを実装することを目標とする
Kindle FireのOS(名称不明): Amazon Kindle Fireで採用。Android 2.3に独自カスタマイズを加えたもの
Dell Networking Operating System 6: DellのNOS製品。なお、DNOS9.xはNetBSDになった
Foresight Linux: 次世代パッケージ管理システムConaryを採用した
Gentoo Linux: BSDのportに似たパッケージ管理システムPortageを採用した
Sabayon Linux: Gentoo Linuxをベースとする、Live DVD Linux
Google Chrome OS
: GoogleのOS
IPnuts: ルーター、ファイアウォールに特化したLinux
Lineo uLinux: 組み込み向けのLinux製品。Zaurusで採用されている。OpenPDAの後継
Mer: MeeGoの後継
Sailfish OS: Jolla社が開発したMeeGoの後継
MontaVista Linux: 組み込み向けのLinux製品
Mobilinux: 組み込み向けのLinux製品
Nature's Linux: IPテレコム社の製品
Omaemona 2ch/Linux
: 2ちゃんねるのlinux板住人がマターリと作成中
Red Star: 北朝鮮製。Red Hat+KDEともされるが真偽不明
Splashtop OS: Splashtop社の高速起動の軽量OS
SteamOS
: Valveの開発したゲーム用OSで、大画面テレビでの利用が想定されている
webOS
: HP(旧Palm)が開発したスマートフォン向けOS
Open webOS
: webOSのオープンソース版
Wombat
μClinux
: 組み込み向けの独特のLinux
iPod Linux: iPod用のμClinux
開発終了品
ART-Linux: 国産のリアルタイムLinux。
Vine Linux
ベース
Embedix: 組み込み向けのLinux製品。Zaurusで採用されている。後のOpenPDA
MeeGo
: →Mer
Moblin: →
MeeGo
Softlanding Linux System(SLS): ごく初期のディストリビューションで、Slackware Linuxの前身
Stataboware: 京都大学の後藤和茂によるAlpha用Linux
MkLinux
:
Power Mac
用の、Machカーネルを統合したLinux
OpenPDA: 組み込み向けのLinux製品。Zaurusで採用されている。Embedixの後継で、後のLineo uLinux
RTLinux:
リアルタイムOS
。現在はWind River社が
権利
を所有。
Yggdrasil Linux/GNU/X: Yggdrasil Computing Inc.の製品
Mondara MNU/Linux(揉んだら無乳/Linux)
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