Red Hat Linux
読み:レッドハット-リヌクス
外語:Red Hat Linux

 かつてのLinuxディストリビューションの一つ。Red Hat系ディストリビューショングループの代表である。俗称「赤帽」。
目次

概要
 業務指向のLinuxであり、商用アプリケーションも比較的多くリリースされていた。そのため、海外ではMicrosoft Windowsの代わりに利用する例が多く存在した。
 セキュリティなどに対する対応も熱心で、その点もWindowsに対するアドバンテージとなっており、米国では最も普及したディストリビューションだった。

特徴

パッケージ管理
 パッケージ管理にRPMを利用しているため、自分でコンパイルするのが面倒な人に向いている。

分裂と終息
 日本語版は五橋研究所のOS事業部(現Laser5社)が中心になって行なわれていたが、1999(平成11)年夏頃にケンカ別れし、双方は独自路線を進むことになった。
 その後、Red Hat社はサポートのついた有償の製品、Red Hat Enterprise Linuxのみに特化する方針を打ち出した。
 Red Hat Linux 7.1、7.2、7.3および8.0のエラッタとメンテナンスサポートは2003(平成15)年12月31日に終了、Red Hat Linux 9.0のエラッタおよびメンテナンスサポートは2004(平成16)年4月30日で終了となった。
 そして、Red Hat Linxの開発はFedora Projectが継続している。

関連ディストリビューション
 関連するディストリビューションを含め、これらを「Red Hat系」または「RPM系」という。

現行品

開発終了品等
 開発終了を表明していなくても、長く更新されていないものはここに。

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