読み:ぎん
外語:Ag: Argentum

 銀白色の金属元素の一つ。
目次

情報

基本情報

一般情報

原子情報

物理特性

同位体
 質量数は、93から130までが確認されており、その中に核異性体も存在する。安定同位体は二つある。
同位体核種天然存在比半減期崩壊崩壊後生成物
93Ag   
94Ag β+崩壊94Pd
95Ag β+崩壊95Pd
96Ag β+崩壊96Pd
97Ag β+崩壊97Pd
98Ag β+崩壊98Pd
99Ag β+崩壊99Pd
100Ag β+崩壊100Pd
101Ag β+崩壊101Pd
102Ag β+崩壊102Pd
103Ag β+崩壊103Pd
104Ag β+崩壊104Pd
104mAg β+崩壊104Pd
105Ag41.29日EC崩壊105Pd
β+崩壊105Pd
105mAg IT崩壊105Ag
106Ag β+崩壊106Pd
106mAg β+崩壊106Pd
107Ag51.839%安定核種(中性子数60)
108Ag2.37分β崩壊108Cd
EC崩壊108Pd
EC+β+崩壊108Pd
108mAg418年EC+β+崩壊108Pd
IT崩壊108Ag
109Ag48.161%安定核種(中性子数62)
109mAg IT崩壊109Ag
110Ag β崩壊110Cd
110mAg β崩壊110Cd
IT崩壊110Ag
111Ag7.45日β崩壊111Cd
111mAg IT崩壊111Ag
112Ag   
113Ag β崩壊113mCd
113mAg IT崩壊113Ag
β崩壊113mCd
114Ag β崩壊114Cd
115Ag β崩壊115mCd
116Ag β崩壊116Cd
117Ag β崩壊117mCd
118Ag β崩壊118Cd
119Ag β崩壊119mCd
120Ag β崩壊120Cd
121Ag β崩壊121Cd
122Ag β崩壊122Cd
123Ag β崩壊123Cd
124Ag β崩壊124Cd
125Ag β崩壊125Cd
126Ag β崩壊126Cd
127Ag β崩壊127Cd
128Ag β崩壊128Cd
129Ag β崩壊129Cd
130Ag β崩壊130Cd
 安定核種に対し、質量数が大きすぎるまたは小さすぎる場合は複雑な崩壊となり、質量数が小さいと陽子放射、大きいと中性子放射が同時に起こることがある。

性質
 貴金属であり希少価値があり、化学的に安定で、かつ色が美しいため古くより重宝された。但し硫化水素(H2S)があると硫化銀を作るなど、貴金属にしては不安定である。
 熱や電気の伝導性が、金属中で最大である。
 貨幣や導電材料、鏡、食器などに使われる。和名は「しろがね」。

安全性

危険性

有害性

環境影響

発見
 大昔よりその存在が知られており、発見者は不明。
 化学名のArgentumは、ラテン語の銀(Argentum)から。

主な化合物

前後の元素
 
 46 パラジウム ‐ 47 ‐ 48 カドミウム

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