ロヒプノール
読み:ロヒプノール
外語:Rohypnol

 フルニトラゼパム(Flunitrazepam)を成分とするマイナートランキライザー(中期型催眠鎮静剤)。メーカーは中外製薬。
 1983(昭和58)年9月21日承認、1984(昭和59)年3月17日薬価収載および発売。
目次

情報

製品
 薬価は随時変更される。記載の薬価は執筆時点。
 1mg錠は薬品コード1124 008F 1032、識別コードROCHE 171。薬価14.20円/1錠。
 2mg錠は薬品コード1124 008F 2039、識別コードROCHE 172。薬価20.90円/1錠。
 注射用アンプル2mgは薬品コード1124 400A 1031
 静注用アンプル2mgは薬品コード1124 400A 1040

成分・添加物

成分

添加物
 酒に混ぜると青色に変化する新しいタイプは次の通り。(* が、色を青くするために追加されたもの)
 酒で色が変化しない旧白製剤は次の通り。

規制区分
 本剤は向精神薬であるため、2002(平成14)年3月18日厚生労働省告示第九十九号により、投与量は一回につき14日分が限度となる。

効能・効果
 沈静、催眠作用があり、不眠に効果がある。
 ロヒプノールは効き目が比較的長いので要注意。
 アルコールとの同時服用で小人さんを召喚できる機能搭載。

用法・用量
 成人は一日一回、0.5mg〜2mgを睡眠前や手術前に経口投与する。

剤形
 錠剤は、現在のものは円形の割線入りフィルムコーティング錠であり、淡青色である。
 かつての製品は、次のように円形の割線入り素錠で、白色だった。
 
 

風味等
 味はない。白の素錠だった製品は、溶けやすい錠剤で、口の中で粉のように溶ける。

名称の由来
 メーカーのロシュ社(ROCHE)のHypnotic(睡眠薬)から命名(RO + Hypno + l)された。

注意点
 アメリカでは麻薬扱いとなり、持ち込むことができないので注意。
 日本でも、他の類する催眠鎮静剤が概ね第三種向精神薬なのに対し、本剤は第二種向精神薬となっている。

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