青色1号
読み:あおいろ-いちごう
外語:B-1: Blue No.1

 合成着色料(タール色素)の一。トリフェニルメタン系酸性染料。ブリリアントブルーFCF(Brilliant Blue FCF)などとも呼ばれる。
目次

物質の情報
 分子式C37H34N2Na2O9S3分子量792.85。CAS番号2650-18-2、3844-45-9。
 常温常圧乾燥下では金属光沢を有する赤紫色の粒または粉末で、無臭。
 

物質の特徴
 発がん性があるとして国によっては禁止されているが、実際には発がん性はない。日本では使用を禁止されていない。
 食品や医薬品の着色、化粧品、入浴剤の着色などに多く使われている。

毒性
 ラットの経口LD50(半数致死量)は2g/kg体重以上
 人間の推定致死量は200g〜300g程度と見られる。

安全性
 FAO/WHOは一日許容摂取量(ADI)を0〜12.5mg/kg体重/日に設定している。
 発がん性、変異原性催畸形性は確認されていない。

動物実験
 ラットへの皮下注射により、注射部位で線維肉腫が確認されたとする報告あり。
 但しこの肉腫は、皮下注射を継続して行なったことによるものであり、物質の毒性とは無関係と判明している。

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