フルニトラゼパム
読み:フルニトラゼパム
外語:Flunitrazepam
中期型
催眠鎮静剤
、
抗不安薬
の一つ。
ベンゾジアゼピン
(BZP)系催眠鎮静剤。
第二種向精神薬
。
目次
物質の情報
薬品の情報
効果・効能
作用機序
製品例
海外持ち出しと取り扱い
注意点
アルコールとの併用
物質の情報
分子式: C
16
H
12
FN
3
O
3
分子量
: 313.28
融点
: 168℃〜172℃
沸点
: (該当資料なし)
CAS番号
: 1622-62-4
化学名: 5-(2-Fluorophenyl)-1,3-dihydro-1-methyl-7-nitro-2H-1,4-benzodiazepin-2-one
常温常圧乾燥下では、
白色
〜微黄色の結晶性の粉末。
薬品の情報
効果・効能
他のBZPと同様、不安や緊張を除き、心を落ち着かせる働きがある。
副作用
で、鎮静・催眠作用、筋弛緩作用による肩こり腰痛の緩和、痙攣の緩和などがある。
作用機序
GABAニューロンのシナプス後膜に存在する「BZD受容体」に結合し、抑制性のニューロンの
神経伝達物質
として働く。
こうして、不安や緊張を除き、心を落ち着かせる働きがある。
製品例
サイレース
(エーザイ)
ロヒプノール
(中外製薬)
海外持ち出しと取り扱い
注意点
アメリカでは
麻薬
扱いとなり持ち込むことができないので注意。
日本でも、他の類する催眠鎮静剤が概ね
第三種向精神薬
なのに対し、本剤は
第二種向精神薬
となっている。
アルコールとの併用
アルコールとの併用で前方性健忘を起こすことがあるため、併用は推奨されていない。
ロヒプノールは中期型の睡眠薬のため、アルコール抜きでも中途覚醒時に健忘を起こす可能性がある。これは、自発的な起床ではなく、第三者に起こされたりした場合に見受けられる傾向のようである。
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