ソラナックス
読み:ソラナックス
外語:solanax

 アルプラゾラムを成分とする精神神経用剤(抗不安薬)。
 メーカーはファイザー。
目次

情報

製品
 薬価は随時変更される。記載の薬価は執筆時点。

効能・効果

用途
 心身症(胃・十二指腸潰瘍、過敏性腸症候群、自律神経失調症)に伴う身体症候、不安・緊張・抑鬱・睡眠障害に効果がある。
 主な適用は不安神経症、パニック障害で、同様の症状を呈する鬱病や不眠症などにも使われる。

抗不安薬としての効果
 穏やかに作用しながら、不安や緊張を除き、心を落ち着かせる働きがある。
 飲んで15分ほどで効き始める。効果は4〜5時間程度。

安定剤としての効果
 安定剤としては中ランクで、切れたことが実感できる。
 このことから、煙草のような依存が生まれる。
 またアルコールとの併用も危険で、歯の震えを伴う悪酔いなどの症状を発症するようだ。

成分・添加物

成分

添加物

規制区分
 本剤は向精神薬であるため、2002(平成14)年3月18日厚生労働省告示第九十九号により、投与量は一回につき14日分が限度となる。

用法・用量
 成人にはジアゼパムとして1日2mg〜4mgを1〜2回に分割経口投与する。

剤形
 0.4mg錠は楕円白色の割線入り素錠
 
 
 0.8mgは円形白色の割線入り素錠。

風味等
 味は苦い。

名称の由来
 不明。

注意点
 妊婦・授乳中の婦人への安全性は確立していない。ベンゾジアゼピン一般は、新生児へ悪影響がある事が知られる。また母乳中への移行が確認されている。
 高齢者へは慎重に投与すること。

副作用など
 眠気、倦怠感等が確認されている。
 副作用として、筋弛緩作用による肩こり腰痛の緩和などもある。
 普通に使う分には問題はないが、長期大量に服用すると依存性、離脱症状が生じる。耐性は、基本的には付きにくいと言われている。
 発疹・掻痒などが生じた場合は服用を中止すること。
 このほかに、おねしょ頻尿尿失禁など尿まわりの副作用も報告されている(頻度不明)。

姉妹品・後発品
 武田薬品との共同開発で、武田薬品のコンスタンとは同一の薬である。
 ゾロ多数

再検索