カプサイシン
読み:カプサイシン
外語:capsaicin
唐辛子
の種子付近に多く含まれる
辛味
成分。皮下に注入すれば痛みを引き起こす刺激剤でもある。
目次
概要
基本情報
誘導体、関連物質の例
性質
特徴
効能
毒性
過剰摂取
辛味とは
痛みはストレス
安全性
危険性
有害性
環境影響
概要
基本情報
組成式: C
18
H
27
NO
3
分子量
: 305.41
比重
: (該当資料なし)
融点
: 62℃〜65℃
沸点
: 170℃(分解)
CAS番号
: 404-86-4
ICSC番号: (登録なし)
化学名: 8-Methyl-N-vanillyl-trans-6-nonenamide
外観:
白色
の結晶性の粉末
溶解性:
エタノール
、
クロロホルム
に溶けやすい
水
には殆ど溶けない
誘導体、関連物質の例
オレオレシン・カプシカム
(8023-77-6)
性質
唐辛子の辛味の主成分である。
刺激性物質であるので、食品から食用として以外の摂取は避けるべきである。
カプサイシンは脂溶性であるため、辛味を和らげるためには、水などよりも、牛乳や
ヨーグルト
などの脂肪分を含む物の方がよい。
特徴
効能
カプサイシンは
エネルギー
代謝を活発化し、体脂肪の分解を促進する働きがある。そのため、摂取後は運動時のように体が熱くなったり発汗したりする。延いては肥満予防の効果が期待できる。
血行促進効果によって、冷え性や肩こりにも効果があるほか、
胃液
の分泌を調整するため
胃潰瘍
にも効果があると言われている。
毒性
過剰摂取
カプサイシンのような刺激物が体に良いわけはないが、摂り過ぎは健康、とくに
脳
に悪い。その健康に対する害悪は、世界でも有数の唐辛子消費国である韓国国民の研究により、次第に明らかとなってきた。
唐辛子を多く摂取する国は数多くあるが、深刻な悪影響があるほど摂取しているのは、世界でも朝鮮人だけである。
辛味とは
まず
辛味
というのは、実は
味覚
ではなく
痛覚
である。
つまり、辛味というものは、本当は味ではない。
カプサイシンは皮下に注入すれば痛みを引き起こす刺激剤であるが、研究により、その受容体は
バニロイド受容体
(
VR1
)であることが分かった。
これは、身体に障害を及ぼしうる43℃以上の高温や低pH(
強酸性
)で活性化され、痛みの刺激を脳へと伝える働きをしている。
痛みはストレス
さて、痛みは脳へのストレスになるので、つまりカプサイシンの摂り過ぎは脳へのストレスとなる。
個体は過剰なストレスに晒されると、その回避行動として副腎から
神経伝達物質
の
アドレナリン
などを分泌する。これが過剰な場合、
大脳辺縁系
の
扁桃体
や
海馬
などに損傷を与えることが知られている。
結果、
PTSD
のような症状を呈するようになるとされている。これが世界でも朝鮮民族にのみ見られるとされる精神病、
火病
(ファッピョン)の原因の一つであると考えられている。
安全性
危険性
引火点: (該当資料なし)
発火点: (該当資料なし)
爆発限界: (該当資料なし)
通常環境下では安定している。燃焼時には
一酸化炭素
、
二酸化炭素
、
窒素酸化物
などの有害物質を発生する。
有害性
発がん性
(がん原性)や
変異原性
などは、有るとする論文と、無いとする論文がある。建国大教授らにより、がんの発生促進作用があることが明らかにされた。
刺激
腐食性: (該当資料なし)
刺激性: 眼、
皮膚
に刺激を与える
感作性
: (該当資料なし)
毒性
急性毒性
経口 マウス
LD50
47.2mg/kg体重
慢性毒性
: (該当資料なし)
がん原性:
陽性
の疑いあり
変異原性
: (該当資料なし)
生殖毒性: (該当資料なし)
催畸形性
: (該当資料なし)
神経毒性: (該当資料なし)
規制値
一日許容摂取量
(ADI): (該当資料なし)
暫定耐用一日摂取量(PTDI): (該当資料なし)
急性参照値(ARfD): (該当資料なし)
暴露許容濃度(TLV): 設定されていない
最大許容作業濃度(MAK): (該当資料なし)
環境影響
分解性: (該当資料なし)
蓄積性: (該当資料なし)
魚毒性: (該当資料なし)
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