カプサイシン |
辞書:科学用語の基礎知識 化学物質編 (NSUB) |
読み:カプサイシン |
外語:capsaicin |
品詞:名詞 |
唐辛子の種子付近に多く含まれる辛味成分。皮下に注入すれば痛みを引き起こす刺激剤でもある。
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概要 |
基本情報 |
カプサイシン
誘導体、関連物質の例 |
性質 |
唐辛子の辛味の主成分である。
刺激性物質であるので、食品から食用として以外の摂取は避けるべきである。
カプサイシンは脂溶性であるため、辛味を和らげるためには、水などよりも、牛乳やヨーグルトなどの脂肪分を含む物の方がよい。
特徴 |
効能 |
カプサイシンはエネルギー代謝を活発化し、体脂肪の分解を促進する働きがある。そのため、摂取後は運動時のように体が熱くなったり発汗したりする。延いては肥満予防の効果が期待できる。
血行促進効果によって、冷え性や肩こりにも効果があるほか、胃液の分泌を調整するため胃潰瘍にも効果があると言われている。
毒性 |
カプサイシンのような刺激物が体に良いわけはないが、摂り過ぎは健康、とくに脳に悪い。その健康に対する害悪は、世界でも有数の唐辛子消費国である韓国国民の研究により、次第に明らかとなってきた。
唐辛子を多く摂取する国は数多くあるが、深刻な悪影響があるほど摂取しているのは、世界でも朝鮮人だけである。
つまり、辛味というものは、本当は味ではない。
カプサイシンは皮下に注入すれば痛みを引き起こす刺激剤であるが、研究により、その受容体はバニロイド受容体(VR1)であることが分かった。
これは、身体に障害を及ぼしうる43℃以上の高温や低pH(強酸性)で活性化され、痛みの刺激を脳へと伝える働きをしている。
さて、痛みは脳へのストレスになるので、つまりカプサイシンの摂り過ぎは脳へのストレスとなる。
個体は過剰なストレスに晒されると、その回避行動として副腎から神経伝達物質のアドレナリンなどを分泌する。これが過剰な場合、大脳辺縁系の扁桃体や海馬などに損傷を与えることが知られている。
結果、PTSDのような症状を呈するようになるとされている。これが世界でも朝鮮民族にのみ見られるとされる精神病、火病(ファッピョン)の原因の一つであると考えられている。
安全性 |
危険性 |
通常環境下では安定している。燃焼時には一酸化炭素、二酸化炭素、窒素酸化物などの有害物質を発生する。
有害性 |
発がん性(がん原性)や変異原性などは、有るとする論文と、無いとする論文がある。建国大教授らにより、がんの発生促進作用があることが明らかにされた。
環境影響 |
リンク |
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