エネルギー |
辞書:科学用語の基礎知識 物理学編 (NPHYS) |
読み:エネルギー |
外語:energy |
品詞:名詞 |
物体や系が、ほかに対して仕事を成しうる能力のこと。ギリシャ語で仕事を意味するεργον(ergon)を語源とする。
意味する概念は違っても、マクロな世界(目に見える世界)からミクロの世界(素粒子、量子論の世界)まで、この語は広く使われる。
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マクロな世界 |
マクロな世界におけるそれは、単位には仕事と同じ単位を用いる。
国際単位系やMKS単位系ではジュール(J)、cgs単位系ではエルグ(erg)を用いる。但し、熱エネルギーではカロリー(cal)を用いることもある。
マクロエネルギーの分類 |
マクロなエネルギーは、多くの分野では次のように分類される。
工学では、次のように分類される。
力学の世界 |
力学においては、エネルギーには「エネルギー保存則」という法則があり、一つの系でのエネルギーの総量は常に不変である。
すなわち、何らかのエネルギーが増えれば、同じ系の何らかのエネルギーが同量減ることを意味する。これを熱力学では熱力学第一法則という。
ミクロな世界 |
ミクロの世界においては、量子力学では物質のエネルギーは原子核の周りを回る電子の振る舞いによって決まる。
そしてそのエネルギーの諸元は、現在の素粒子理論、量子論では「場の量子論」と呼ばれる理論を根底とし、「場」の振動がつまりエネルギーだとする。
場が大きく揺れればそこにはエネルギーや素粒子が多く存在する。エネルギーが少なければ場の振動も少ないとする。
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