北陸新幹線 (路線名)
読み:ほくりくしんかんせん
外語:Hokuriku Shinkansen
高崎〜富山〜大阪を結ぶ、
JR
の鉄道路線(
フル規格
の
新幹線
)で、
整備新幹線
の路線の一つ。
旧国鉄の
本線制度
で考えれば、信越本線の別線増設という形となる。
目次
概要
仕様
起点・終点
所属
状況
沿革
建設
第三セクター
我田引鉄
電化
情報
運転系統の情報
駅などの一覧
接続する主な路線
主な橋
主なトンネル
群馬県
長野県
主な峠
経由する自治体
概要
仕様
以下は、現在の開業区間である高崎〜金沢について。
総延長: 450.5km(営業キロ)
軌間
: 1435mm軌道(
標準軌
)
駅数: 13駅(起点、終点の駅を含む)
単線複線: 全線
複線
電化区間: 全線
電化
、
架空電車線方式
・
交流電化
25kV・50Hz/60Hz混在
50Hz ‐ 東北・上越新幹線区間、高崎駅〜軽井沢駅、糸魚川駅周辺
60Hz ‐ 佐久平駅〜
閉塞方式
: (未確認)
保安装置: (未確認)
運転速度: (未確認)
起点・終点
起点: 高崎駅
終点(現在): 金沢駅
終点(将来):
新大阪駅
所属
JR東日本
高崎〜長野〜上越妙高 (
第一種鉄道事業者
)
JR西日本
上越妙高〜敦賀 (第一種鉄道事業者)
状況
沿革
1982(昭和57)年11月15日:
上越新幹線
大宮〜新潟が開業
1987(昭和62)年4月1日:
国鉄
の分割民営化、JR東日本に移管される
1997(平成9)年10月1日:
長野新幹線
開業
2004(平成16)年10月23日17:56(@413): 新潟県中越地震が発生し、とき325号脱線
2015(平成27)年3月14日: 長野〜金沢 開業
建設
全国新幹線鉄道網整備計画の一環として建設され、1997(平成9)年に高崎〜長野間「長野新幹線」の名で開業した。
高崎〜富山〜大阪を結ぶ大規模な計画で、現在は長野〜上越、糸魚川〜魚津、富山〜金沢が建設工事中である。
しかし、工事費をどう工面するのかという整備新幹線共通の問題があり、完成はいつになるかわからない。また、大阪側のルートについて
JR東海
と
JR西日本
の間で意見の食い違いがあり、これも難問となっている。
高崎〜長野間は、長野冬季オリンピックに合わせる形で先行開通となったが、今までのフル規格路線のような全線立体交差ではなく、
踏切
こそ無いが地上を走る区間もあり、フル規格ではこれ以上建設費は切り詰められないであろう造りとなっている。
第三セクター
建設に伴い、
在来線
は次のように
第三セクター鉄道
となる。
しなの鉄道
(長野〜妙高高原、元 信越本線)
えちごトキめき鉄道 (妙高高原〜市振、元 信越本線、北陸本線)
あいの風とやま鉄道 (市振〜倶利伽羅、元 北陸本線)
IRいしかわ鉄道 (倶利伽羅〜金沢、元 北陸本線)
我田引鉄
例によって
我田引鉄
が横行した。
高崎から長野へも、佐久平経由と西に大きく回り、その後、飯山、上越と大きく東回りになる。
その後日本海側を通り敦賀までは決まっているが、ここからどうやって新大阪へ結ぶかで、再び我田引鉄が激化した。概ね、次の3ルートが想定されているらしい。
米原駅経由「米原ルート」
若狭湾「小浜ルート」
湖西線利用のミニ新幹線「湖西ルート」
いずれもメリットとデメリットがある。
電化
最初の新幹線である
東海道新幹線
は、60Hz区間と50Hz区間をまたがるが、50Hz→60Hzの変換設備を地上に設けることで、全線60Hzで電化されている。
一方、北陸新幹線は地上設備の低コスト化を図るため、専用の車両
E2系
を用意し、車両側で50/60Hz両対応とした。
周波数が変化する、軽井沢〜佐久平、上越妙高駅〜糸魚川、糸魚川駅〜黒部宇奈月温泉駅のそれぞれに、
デッドセクション
が存在する。
情報
運転系統の情報
長野新幹線
高崎〜長野 (東京〜高崎は、幹線として東北新幹線、上越新幹線を走る)
駅などの一覧
50Hz
高崎駅
安中榛名駅
軽井沢駅
60Hz
佐久平駅
上田駅
長野駅
飯山駅
上越妙高駅
50Hzまたは60Hz (通常は50Hzだが、変電所支障時は60Hzを饋電する)
糸魚川駅
60Hz
黒部宇奈月温泉駅
富山駅
新高岡駅
金沢駅
↑ここまで建設済
↓これ以降未着工
小松駅
加賀温泉駅
芦原温泉駅
福井駅
南越駅(仮称)
敦賀駅
↓これ以降ルート未定
新大阪駅
接続する主な路線
ここでは、現在の開業区間のうち、かつての本線制度を前提とした接続状況を記している。
現行の運転系統で駅ごとの接続状況は、
北陸新幹線
の項を参照のこと。
東海道線
赤羽線
埼京線
(大宮)
武蔵野線
武蔵野線 (南浦和)
中央線
八高線
八高線 (高崎)
小海線
小海線 (佐久平)
篠ノ井線
篠ノ井線 (長野)
大糸線
大糸線 (糸魚川)
東北線
東北本線
東北新幹線
東北新幹線
(大宮)
秋田新幹線
(大宮)
山形新幹線
(大宮)
長野新幹線
(大宮)
東北線
(
宇都宮線
) (大宮)
京浜東北線
(大宮)
川越線
川越線 (大宮)
高崎線
高崎線
(熊谷、高崎)
上越線
上越線 (高崎)
吾妻線
吾妻線 (高崎)
両毛線
両毛線 (高崎)
信越線
信越本線
信越線 (高崎、長野、上越妙高)
飯山線
飯山線 (長野、飯山)
北陸線
北陸本線 (糸魚川、富山、金沢)
七尾線 (金沢)
城端線 (新高岡)
東武鉄道
東武野田線
(大宮)
埼玉新都市交通
伊奈線 (大宮)
秩父鉄道
(熊谷)
上信電鉄
(高崎)
北越急行
ほくほく線 (高崎)
しなの鉄道
(軽井沢、上田)
上田電鉄
別所線 (上田)
長野電鉄
(長野)
富山地方鉄道
本線 (黒部宇奈月温泉駅(建設中)、電鉄富山駅)
市内電車 (富山駅)
富山ライトレール
富山港線
(富山駅北駅)
北陸鉄道
浅野川線 (北鉄金沢駅)
主な橋
以下は、高崎〜長野について。長野〜金沢は調査中。
(名称不明) (烏川) (群馬県高崎市中里見町)
(名称不明) (千曲川) (長野県佐久市塩名田)
(名称不明) (依田川) (長野県上田市生田)
(名称不明) (千曲川) (長野県上田市小牧)
(名称不明) (千曲川) (長野県千曲市屋代)
(名称不明) (犀川) (長野県長野市安茂里)
主なトンネル
以下は、高崎〜長野について。長野〜金沢は調査中。
群馬県
(名称不明) (群馬県高崎市白岩町〜高浜町)
(名称不明) (群馬県高崎市高浜町)
(名称不明) (群馬県高崎市高浜町〜三ツ子沢町)
(名称不明) (群馬県高崎市神戸町)
(名称不明) (群馬県高崎市上里見町〜安中市中秋間)
(名称不明) (群馬県安中市東上秋間)
(名称不明) (群馬県安中市西上秋間)
(名称不明) (群馬県安中市西上秋間)
秋間トンネル (群馬県安中市西上秋間〜安中市松井田町上増田)
一ノ瀬トンネル (群馬県安中市松井田町上増田〜安中市松井田町坂本)
碓氷峠トンネル (群馬県安中市松井田町坂本〜長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢)
長野県
借宿トンネル (長野県北佐久郡軽井沢町長倉〜北佐久郡軽井沢町追分)
(名称不明) (長野県北佐久郡軽井沢町追分)
(名称不明) (長野県北佐久郡軽井沢町追分)
(名称不明) (長野県北佐久郡軽井沢町追分)
第二追分トンネル (長野県北佐久郡軽井沢町追分)
(名称不明) (長野県北佐久郡御代田町草越)
(名称不明) (長野県北佐久郡御代田町草越)
(名称不明) (長野県北佐久郡御代田町御代田)
(名称不明) (長野県佐久市小田井〜佐久市佐久平駅東)
(名称不明) (長野県佐久市塩名田〜佐久市甲)
御牧原トンネル (長野県佐久市桑山〜東御市下之城)
八重原トンネル (長野県東御市下之城〜上田市長瀬)
八重原トンネル (長野県上田市長瀬)
(名称不明) (長野県上田市生田)
五里ヶ峯トンネル (長野県上田市上塩尻〜千曲市屋代)
主な峠
以下は、高崎〜長野について。長野〜金沢は調査中。
雉子ヶ尾峠 (群馬県高崎市上里見町〜安中市下秋間)
風戸峠 (群馬県安中市西上秋間)
地蔵峠 (群馬県安中市松井田町上増田)
碓氷峠 (群馬県安中市松井田町坂本〜長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢)
宮坂峠 (長野県千曲市森、五里ヶ峯トンネル)
経由する自治体
以下は、高崎〜長野について。長野〜金沢は調査中。
群馬県
高崎市 ‐ 安中市
長野県
北佐久郡軽井沢町 ‐ 御代田町 ‐ 佐久市 ‐ 東御市 ‐ 上田市 ‐ 埴科郡坂城町 ‐ 千曲市 ‐ 長野市
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