京福電気鉄道
読み:けいふくでんきてつどう
外語:Keifuku Electric Railroad
京都府内で営業している
中小私鉄
(中小民鉄)の一つ。
PiTaPa
に加盟している。通称「嵐電」(らんでん)。
目次
概要
基本情報
沿革
路線
特徴
運賃
あらんちゃん
補足
事故
二回の事故
福井県内
廃止路線
概要
基本情報
商号: 京福電気鉄道株式会社(Keifuku Electric Railroad Co.,Ltd.)
本社: 〒604-8811
京都市
中京区壬生賀陽御所町3番地の20
設立: 1942(昭和17)年3月2日
資本金
: 10億円 (2012(平成24)年3月31日現在)
代表者: 取締役社長 西田寛 (2012(平成24)年3月31日現在)
従業員: (未確認)
沿革
1942(昭和17)年3月2日: 京福電気鉄道株式会社設立、京都電燈の鉄道事業を継承
2009(平成21)年10月14日: 神奈川県の
江ノ島電鉄
と姉妹提携
2010(平成22)年5月5日: 姉妹提携イメージキャラクターとして「えのん&あらん」を設定
2011(平成23)年4月11日:
PiTaPa
と、自社専用カード「
らんでんカード
」導入 (同時にPiTaPaと提携するICOCAなども対応)
2013(平成25)年3月23日:
交通系ICカード全国相互利用
開始
路線
現在では京都市内唯一の路面電車である。
嵐山線
嵐山本線
(嵐山〜帷子の辻(かたびらのつじ)〜四条大宮)
北野線
(帷子の辻〜北野白梅町)
鋼索線(
叡山ケーブル
)
叡山ロープウェイ
特徴
運賃
定期券(定期旅客運賃)は距離に応じて変わるが、普通旅客運賃は全線均一料金で大人200円、子供100円である。
降車時の後払いである。
かつては180円、210円、230円(子供半額、10円未満切り上げ)の距離制料金であったが、
スルッとKANSAI
導入に際して乗車時の改札を不要とするため、200円の均一料金となった。
ICカード乗車券は、自社専用カード「
らんでんカード
」と、
PiTaPa
および提携する各種カード(
ICOCA
など)、および
交通系ICカード全国相互利用
に対応するカードが利用できる。
PiTaPaはポストペイ対応である。他の提携カードはチャージでの対応だが、京福電鉄の駅および車内では、らんでんカード以外のチャージできないので、あらかじめ他線にてチャージしておく必要がある。
あらんちゃん
2010(平成22)年に、イメージキャラクターとして「
あらんちゃん
」が設定された。同時に江ノ電には「
えのんくん
」が設定されている。
山の字の形をした赤い帽子を被ったデザインで、長い髪の毛を特徴とするゆるキャラである。
あらんちゃんが描かれたICカード回数券「
らんでんカード
」もある。
補足
事故
二回の事故
かつては福井県内でも鉄道線を営業していた。
しかし2000(平成12)年12月、2001(平成13)年6月の2度にわたり、立て続けに正面衝突事故を起こした。
最初の事故ではブレーキロッドが折れたためにブレーキが掛からなくなったことが原因とされた。
翌年の事故では
運転士
が
停止信号
を無視したことが原因とされ、運転士は逮捕された。このときは
ATS
が一部区間にしか設置されていなかった上、
安全側線
が無いために構内同時進入ができず、
場内信号機
手前で必ず一時停止するといった時代遅れの路線であったために、管轄する国土交通省中部運輸局では、原因が徹底究明されて安全対策が確立するまで、福井県内の路線すべてをバス代行輸送という、異例の措置を指示した。
福井県内
しかしバス代行輸送の結果、朝ラッシュ時でもバスで賄える程度の乗客しかいないことが逆に証明されてしまった。
また、営業を再開するためには11億円程度の費用が必要と試算されたため、福井県内の路線については国土交通省に廃止届が提出され、一部路線を第三セクター会社「
えちぜん鉄道
」に引き継ぐことが決まった。
廃止路線
京都府内
叡山線 (→叡山電鉄に分離し、路線を譲渡)
叡山本線
鞍馬線
福井県内
越前本線(→えちぜん鉄道に譲渡)
三国芦原線(→えちぜん鉄道に譲渡)
永平寺線(廃止)
丸岡線(廃止)
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