H-IIAロケット9号機
読み:エイチトゥーエイ-ロケット-きゅうごうき
外語:H-IIA F9: H-IIA Launch Vehicle No.9
宇宙航空研究開発機構(JAXA)
(かつての
NASDA
)により開発された
H-IIAロケット
の9号機であり、本番 第7号機。
目次
概要
諸元
ロケットの仕様
ペイロード(積載物)
打ち上げ
気象
計画
情報
同型のロケット
記者室
マーク
概要
H-IIAロケット
の第9号機であり、日本の大型液体燃料ロケット第40号機である。
「H-IIA・F9」とも呼ばれる。
2006(平成18)年2月18日15:27(@310)に
種子島宇宙センター大型ロケット発射場
より発射方位角99.5°で打ち上げられ、成功した。
諸元
ロケットの仕様
形式:
H-IIA2024
一段目:
LE-7A
(
液水液酸エンジン
)
二段目:
LE-5B
(液水液酸エンジン)
一段目固体ロケットブースター:
SRB-A改良型
×2基
一段目固体補助ロケット:
SSB
×4基
ペイロード(積載物)
運輸多目的衛星新2号機(
ひまわり7号
)
打ち上げ
気象
ロケット打ち上げ時の天候は曇、北西の風7.5m/s(6m/cBeat)、
気温
11.2℃であった。
計画
2006(平成18)年2月1日に、2006(平成18)年2月18日に打ち上げる旨発表された。予備期間は2月19日〜2月28日で、打ち上げ時刻は15:26〜16:44(日本時間標準時)とされた。
前日の17日になり、打ち上げ前日に行なわれるロケットの有人宇宙システムとの衝突防止に係る解析(COLA解析)の結果により、打ち上げ時刻を1分遅らせ15:27〜16:44(日本時間標準時)とする旨、発表された。
打ち上げ価格中、ロケット側コストは104億円とされている。
情報
同型のロケット
H-IIA2024
のロケットは、他に以下がある。
H-IIAロケット試験機2号機
H-IIAロケット3号機
(
こだま
、
USERS
)
H-IIAロケット5号機
(
情報収集衛星
)
H-IIAロケット6号機
(情報収集衛星)
H-IIAロケット12号機
(情報収集衛星)
H-IIAロケット14号機
(超高速インターネット衛星)
記者室
衛星が無事にロケットより分離され、
静止トランスファ軌道
に投入された旨発表後、プレスルームでも拍手が起こった。
日本のロケット打ち上げ成功で、記者室で拍手が起きたのはこれが初めてのことであった。
マーク
H-IIAロケット7号機
と同様、ロケット本体の第二段には国土交通省のマークが描かれた。
また、固体ロケットブースターSRB-AにはRSC(ロケットシステム)の名前が書かれている。ちなみにRSCとしての打ち上げはこれが最後であり、次回からはMHI(三菱重工業)となる予定。
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