LE-5B
読み:エルイーファイヴ-ビー
外語:LE-5B
H-IIAロケットの第二段エンジン。
概要
液体燃料ロケットエンジンである。2001(平成13)年8月29日にH-IIAロケット試験機1号機(H-IIA・F1)として初発射され、無事に成功した。
開発は三菱重工業。
仕様
- 推進剤: 液体酸素と液体水素(LOX/LH2)
- 推力: 137kN(14トン) (真空中)
- 比推力: (未確認)
特徴
H-IIロケットで使われた液体燃料ロケットエンジン「LE-5A」の改良型である。
2002(平成14)年2月4日のH-IIAロケット試験機2号機(H-IIA・F2)では、世界初の再々着火試験に成功している。日本の誇るLE-5Bは、この再々着火技術により、衛星を直接静止軌道に載せることができる、世界の常識をうち破る画期的なエンジンである。
なお、H-IIAロケット14号機(H-IIA・F14)以降は、噴射器やミキサーの設計変更が施された「LE-5B-2」が採用されている。
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