H-IIAロケット7号機
読み:エイチトゥーエイ-ロケット-ななごうき
外語:H-IIA F7: H-IIA Launch Vehicle No.7
宇宙航空研究開発機構(JAXA)
(かつての
NASDA
)により開発された
H-IIAロケット
の7号機であり、本番 第5号機。
目次
概要
諸元
ロケットの仕様
ペイロード(積載物)
打ち上げ
計画
再々着火試験
情報
同型のロケット
ひまわり6号
H-IIA2022
概要
H-IIAロケット
の第7号機であり、日本の大型液体燃料ロケット第38号機である。
「H-IIA・F7」とも呼ばれる。
2005(平成17)年2月26日18:25(@434)に
種子島宇宙センター大型ロケット発射場
より発射方位角102°で発射され、成功した。
諸元
ロケットの仕様
形式:
H-IIA2022
一段目:
LE-7A
(
液水液酸エンジン
)
二段目:
LE-5B
(液水液酸エンジン)
一段目固体ロケットブースター:
SRB-A改良型
×2基
一段目固体補助ロケット:
SSB
×2基
ペイロード(積載物)
MTSAT-1R
(
ひまわり6号
)
打ち上げ
計画
2003(平成15)年8月頃に
種子島宇宙センター大型ロケット発射場
より発射予定だったが、衛星が完成しなかったため延期された。衛星完成後、今度はロケット側の不調で延期された。
2005(平成17)年2月24日17:06(@379)(ウィンドウ時間は17:06〜18:34)に打ち上げが正式決定されたが、今度は悪天候で二日延期、26日の打ち上げとなった。
そして26日は打ち上げ1時間前になりアンビリカル・コントローラーに異常が出て機体と地上設備の間の通信エラーが発生した。チェック後、打ち上げには影響がないと判断、そしてロケットは打ち上げられ無事に成功した。
打ち上げ価格中、ロケット側コストは120億円(改修費込)とされている。他のロケットより高価になったのは6号機失敗後の諸事情でコストが嵩んだためと考えられる。
再々着火試験
今回もLE-5Bの再々着火試験が行なわれ、無事に成功している。
現在、H-IIAロケットの第二段LE-5Bは世界最高のエンジンであるといえる。
情報
同型のロケット
H-IIA2022
のロケットは、他に以下がある。
H-IIAロケット8号機
(
だいち
)
H-IIAロケット13号機
(
かぐや
)
ひまわり6号
GMS-5(ひまわり5号)の後継機として待望された、
MTSAT-1R
(ひまわり6号)が打ち上げられた。
これまでと違い、ロケット本体の第二段には国土交通省のマークが描かれ、そして固体ロケットブースターSRB-AにはJAXAではなくRSC(ロケットシステム)の名前が書かれていた。
H-IIA2022
7号機は、
H-IIA2022
である。
LE-7A
に
SRB-A
×2本と
SSB
×2本、
LE-5B
という構成は、この7号機が初めてとなった。
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