H-IIAロケット7号機
読み:エイチトゥーエイ-ロケット-ななごうき
外語:H-IIA F7: H-IIA Launch Vehicle No.7

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)(かつてのNASDA)により開発されたH-IIAロケットの7号機であり、本番 第5号機。
目次

概要
 H-IIAロケットの第7号機であり、日本の大型液体燃料ロケット第38号機である。
 「H-IIA・F7」とも呼ばれる。
 2005(平成17)年2月26日18:25(@434)に種子島宇宙センター大型ロケット発射場より発射方位角102°で発射され、成功した。

諸元

ロケットの仕様

ペイロード(積載物)

打ち上げ

計画
 2003(平成15)年8月頃に種子島宇宙センター大型ロケット発射場より発射予定だったが、衛星が完成しなかったため延期された。衛星完成後、今度はロケット側の不調で延期された。
 2005(平成17)年2月24日17:06(@379)(ウィンドウ時間は17:06〜18:34)に打ち上げが正式決定されたが、今度は悪天候で二日延期、26日の打ち上げとなった。
 そして26日は打ち上げ1時間前になりアンビリカル・コントローラーに異常が出て機体と地上設備の間の通信エラーが発生した。チェック後、打ち上げには影響がないと判断、そしてロケットは打ち上げられ無事に成功した。
 打ち上げ価格中、ロケット側コストは120億円(改修費込)とされている。他のロケットより高価になったのは6号機失敗後の諸事情でコストが嵩んだためと考えられる。

再々着火試験
 今回もLE-5Bの再々着火試験が行なわれ、無事に成功している。
 現在、H-IIAロケットの第二段LE-5Bは世界最高のエンジンであるといえる。

情報

同型のロケット
 H-IIA2022のロケットは、他に以下がある。

ひまわり6号
 GMS-5(ひまわり5号)の後継機として待望された、MTSAT-1R(ひまわり6号)が打ち上げられた。
 これまでと違い、ロケット本体の第二段には国土交通省のマークが描かれ、そして固体ロケットブースターSRB-AにはJAXAではなくRSC(ロケットシステム)の名前が書かれていた。

H-IIA2022
 7号機は、H-IIA2022である。
 LE-7ASRB-A×2本とSSB×2本、LE-5Bという構成は、この7号機が初めてとなった。

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