向日葵油
読み:ひまわりゆ
外語:sunflower oil
向日葵(ひまわり)の種子を圧搾等して搾りとられる植物油脂のこと。ひまわり油、サンフラワーオイル。
概要
世界での生産量は、パーム油、大豆油、菜種油という代表的な植物油脂に次ぐ。
ヨーロッパなどで多くの向日葵が栽培されており、この向日葵油も多く作られている。
特徴
国際基準
向日葵油(Sunflowerseed oil (sunflower oil))は、Codex Standard for Named Vegetable Oils (CODEX STAN 210-1999)において、向日葵の種子(seeds of Helianthus annuus L.).から得られる油であると定義されている。
同様に高オレイン酸向日葵油(Sunflowerseed oil - high oleic acid (high oleic acid sunflower oil))は、オレイン酸を多く含む品種の向日葵の種子(Helianthus annuus L.)から得られる油である。
化学的性質
脂肪酸は、リノール酸(C18:2、48.3-74.0%)が大半で、これにオレイン酸(C18:1、14.0-39.4%)、パルミチン酸(16:0、5.0-7.6%)が続く。
高オレイン酸向日葵油の場合、脂肪酸は、オレイン酸(C18:1、75-90.7%)が大半で、これにリノール酸(C18:2、2.1-17%)、ステアリン酸(18:0、2.9-6.2%)、パルミチン酸(16:0、2.6-5.0%)が続く。
この他に、ビタミンE、ビタミンKなどを含む。
用途
日本ではあまり使われていないが、ドレッシングやマヨネーズなど、洋風調味料の材料として口にする機会は多い。
食用需要が少ないためか、潤滑油、あるいはバイオディーゼル燃料などとしての用途もある。
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