ビタミンK
読み:ビタミンケイ
外語:Vitamin K
ビタミンの一つで、脂溶性ビタミン。血流凝固や骨の維持などの働きがある。
概要
ビタミンKは多種ある。
K1、K2は腸内菌で作られることもある。
ビタミンK3は人工合成で作られる。過剰摂取(500μg以上)は赤血球を破壊して貧血の原因となることがある。
特徴
性質
耐熱、耐アルカリ。
ビタミンであり必須であるが、摂れば良いというものでもない。摂取過多は有害で、許容上限摂取量は成人男子で30mgとされる。
欠乏症
ビタミンKは、ドイツ語のKoagulation(凝固)の頭文字から付けられた。
名前の通り、血液凝固因子をつくるために必須のビタミンで、欠乏すると、血圧凝固時間の延長、出血性疾患(K欠乏性頭蓋内出血)、大腸炎などを発症する。
自然食品に充分含まれているため、成人であれば、余程の偏食がない限りは欠乏することはない。但し母乳中のビタミンK含有量は少ないため、母乳栄養児で欠乏症を起こしやすい。乳児の場合は注意が必要である。
しかし現在では、全国的に生後1週以内と1ヶ月健診時にビタミンKの予防内服が実施されており、母乳栄養児でもビタミンK欠乏症を発症することは非常に稀になっている。
含有する食品
納豆、クロレラ、青汁、あまのり、生わかめ、ひじき、ヨーグルト、ブロッコリー、青葱、レバーなどに含有する。
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