ヘロイン
読み:ヘロイン
外語:heroine
麻薬
の一つで、日本でも有名なものの一つ。
目次
物質の情報
誘導体、関連物質の例
物質の特徴
安全性
危険性
有害性
環境影響
薬品の情報
特徴
副作用など
イリーガル
物質の情報
以下は、主成分の塩酸ジアセチルモルヒネについて述べる。
組成式: C
21
H
23
NO
5
・HCl
分子量
: 369.42
比重
: (該当資料なし)
融点
: 272℃〜274℃
沸点
: (該当資料なし)
CAS番号
: 561-27-3
化学名: Diacetylmorphine Hydrochloride
純度が高いものは
白色
だが、純度の低いものは
灰色
や灰褐色のものもある。粉末状結晶のほか、棒状、板状、粒状に加工されているものもある。
誘導体、関連物質の例
モルヒネ
物質の特徴
ヘロインは
モルヒネ
に無水酢酸を加えた
半合成ドラッグ
である。
イギリスの化学者・薬剤師Charles Robert Alder Wright(アルダー・ライト)により、モルヒネの効果を倍増させる目的で合成された。
安全性
危険性
引火点: (該当資料なし)
発火点: (該当資料なし)
爆発限界: (該当資料なし)
有害性
刺激
腐食性: (該当資料なし)
刺激性: (該当資料なし)
感作性
: (該当資料なし)
毒性
急性毒性
: (該当資料なし)
慢性毒性
: (該当資料なし)
がん原性: (該当資料なし)
変異原性
: (該当資料なし)
生殖毒性: (該当資料なし)
催畸形性
: (該当資料なし)
神経毒性: (該当資料なし)
環境影響
分解性: (該当資料なし)
蓄積性: (該当資料なし)
魚毒性: (該当資料なし)
薬品の情報
特徴
通常のモルヒネが
血液脳関門
を2%しか通過できないのに対し、ヘロインは
アセチル基
によって脂質に溶けやすくなったため、65%も血液脳関門を通過できる。それだけにモルヒネよりも強い効果が得られる。
痛覚
を抑制する効果があり、麻酔剤や鎮痛剤として用いることがある。えもいわれぬ多幸感を味わうことができ、やめられなくなるらしい。但し、使用当初は猛烈な吐き気や体の痒みなどが起こるといわれる。
鼻孔吸入が主で、投与から数秒で効果が現われる。また、
煙草
や
マリフアナ
と一緒に喫煙したり、
静脈注射
、経口での利用もある。経口利用の場合は習慣性や依存性は酒と大差無く、煙草より穏やかとされるが、静脈注射の場合、精神的な依存に陥りやすい。
不純物
の多いものだと身体的な危険もある。
副作用など
食欲減退、
感覚
の鈍化、吐き気などの
副作用
があり、耐性の上昇もある。
慢性中毒になると
貧血
や発熱、
幻覚
などが現われるようになり、強い
禁断症状
に見舞われるようになる。
イリーガル
ちなみに、アルミ箔等の上に置き下から火であぶって発生する煙を吸うことを「チェイシング・ザ・ドラゴン」、コーク(
コカイン
)やスピード(覚醒剤)などとの併用を「
スピードボール
」、フリーベース(クラック・コカイン)と併せて吸うことを「チェイシング&べーシング」という。
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