アクリル酸
読み:あくりるさん
外語:acrylic acid
有機酸
(
カルボン酸
)の一つで、不飽和結合が1ヶ所(1価)の
不飽和脂肪酸
。
ビニル基
を持つので
ビニール
の一つでもある。
目次
物質の情報
物質の特徴
用途
毒性
安全性
法規制など
危険性
有害性
環境影響
物質の情報
組成式: C
3
H
4
O
2
構造式: CH
2
=CHCOOH
分子量
: 72.06
比重
: 1.05 (水=1)
融点
: 14℃
沸点
: 141℃
CAS番号
: 79-10-7
化学名: 2-Propenoic acid
常温常圧では
無色透明
の液体で、
酢酸
に似た特有の刺激臭がある。
水
に容易に可溶。
物質の特徴
紙おむつ
や生理用品の
吸水性ポリマー
等として使われるアクリルポリマーの原料であるほか、アクリル酸エステルの原料でもある。
アクリル酸は
重合
しやすく、重合するとアクリルポリマーとなるが、アクリル酸として市販されているものには
重合防止剤
が添加されている。
用途
アクリルポリマーの主な用途には、
紙おむつ
)や生理用品用の
吸水性ポリマー
、汚水浄化に使う高分子凝集剤、洗剤の効果を高める洗浄力強化剤、
レーザープリンター
用
トナー
など、様々である。
アクリル酸エステルの主な用途は、これが重合したポリマーとして、アクリル繊維や塗料、
接着剤
などに使われている。
毒性
重度の暴露では
肺水腫
を起こし呼吸困難に陥ることもある。
安全性
法規制など
毒物及び劇物取締法(毒物及び劇物指定令)
劇物
(但し、10%を超えて含有するもの)
危険性
引火点: 51℃
発火点: (該当資料なし)
爆発限界: (該当資料なし)
有害性
刺激
腐食性: (該当資料なし)
刺激性: 眼、
皮膚
に刺激を与える
感作性
: (該当資料なし)
毒性
急性毒性
: (該当資料なし)
慢性毒性
: (該当資料なし)
がん原性: (該当資料なし)
変異原性
: (該当資料なし)
生殖毒性: (該当資料なし)
催畸形性
: (該当資料なし)
神経毒性: (該当資料なし)
規制値
一日許容摂取量
(ADI): (該当資料なし)
暫定耐用一日摂取量(PTDI): (該当資料なし)
急性参照値(ARfD): (該当資料なし)
暴露許容濃度(TLV): 設定されていない
環境影響
分解性: (該当資料なし)
蓄積性: (該当資料なし)
魚毒性: (該当資料なし)
再検索