Advanced/W-ZERO3 [es]
読み:アドバンスト-ダブルゼロスリー-エス
外語:Advanced/W-ZERO3 [es]

 WILLCOM SIM STYLE対応のシャープスマートフォンで、W-ZERO3 [es]の後継機。通称「アドエス」。
 WILLCOM、シャープ、Microsoftの3社協力の下に開発され、2007(平成19)年6月7日に詳細が発表された。
目次

製品ラインナップ
 現在2モデルがある。

製品仕様

基本仕様
 W-ZERO3 [es]の操作性の改善などが行なわれた製品である。CPUはPXA270で同じだがクロック周波数が25%高速化、メモリーは倍増されている。外部メモリーは旧機と違い、microSDに変更された。
 採用されたオペレーティングシステム(OS)は、Microsoft Windows Mobile 6 Classic Editionである。
 
CPUMarvell PXA270 520MHz
液晶ディスプレイ65,536色3型モバイルASV液晶、解像度はWVGA(800×480ドット)相当
メモリーフラッシュ256Miバイト、SDRAM 128Miバイト
通信機能PHS(W-OAM対応W-SIM)
無線LAN(IEEE 802.11b/g)
赤外線通信(IrDA 1.2、IrMC 1.1、IrSS対応)
デジタルカメラ有効画素数 約131万画素 (マクロ撮影/QRコード対応)
質量約157g (充電池含む)
外形寸法50×135×17.9mm (本体閉時、最薄部)
接続端子USB 2.0ポート (miniABコネクター・USB OTG対応)、イヤホンマイク端子(平型)、赤外線通信ポート
カードスロットmicroSDカードスロット、W-SIMスロット
連続通話時間約7時間
連続待受時間約500時間(電波状態ランプ消灯時)、約300時間(電波状態ランプ点灯時)
 電話機能のW-OAM対応W-SIM(RX420IN)は、製品に添付されている(W-SIMなしモデル除く)。
 この製品の最も特徴的な部分は、前機種と同様にQWERTY配列キーボードを内蔵していることである。

カラーバリエーション
 カラーバリエーションは、最終的に三種類発売された。

対応ソフトウェア
 Webブラウザーとして、Internet Explorer MobileとOpera Mobileが添付されており、またNetFront v3.3 for PocketPCなども購入すれば利用可能。
 メールソフトとして、従来のOutlook互換のメールソフトと、ライトメールに加え、前機種と同様にオリジナルの「W-ZERO3メール」が搭載される。
 日本語入力システムとして、従来のMicrosoft IMEに加えてATOKが搭載されている。ATOKでは予測変換機能などに対応する。
 その他、名刺リーダ、辞書・辞典などを搭載している。
 OSがWindowsということでアンチウイルスソフトもあり、「マカフィー・ウィルススキャン・モバイル」が有料で提供されている。

価格
 2009(平成21)年5月時点での、ウィルコムストアでの価格は次のとおり(価格、割引額は契約時期によって変更の可能性がある)。価格は全て税込(消費税5%)。
 これを著している時点では、W-VALUE SELECT(割賦販売)では毎月支払金額と同額のW-VALUE割引がある。価格は通常より3割ほど高いが、割引があるため、24ヶ月契約を維持すれば実質端末価格は無料となる。なお、新規の場合は頭金が不要だが、機種変更の場合は頭金1980円が必要。

特徴や評価

ネットでの反応
 ティザー広告サイトまで作って期待を膨らませておきながら、出てきたものが[es]のマイナーチェンジに過ぎなかったため、ネットユーザーをがっかりさせたという伝説を持つ。
 地味ながらスペックアップがされており、決して悪い製品ではないが、どう見ても「W-ZERO3 [es] 2007年度モデル」程度であり、名前まで変えるほどの製品なのかという異論が噴出した。

ハードウェア

ソフトウェア

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