Internet Information Services
読み:インターネット-インフォメーション-サービス
外語:IIS: Internet Information Services

 Microsoftが提供する、インターネットにおける諸機能を提供するサーバーソフトウェア
目次

製品情報
 現時点での最新版は以下の通りである。

概要
 元々は、Windows NT Server用に提供された製品で「Internet Information Server」という名前であった。
 Windows 2000以降は、Serverエディションにおける標準機能となり、名を「Internet Information Services」に改めて標準搭載されるようになった。

特徴

提供される機能

バージョン
 IISはWindows NT以降に同梱されているため、Windows NTのバージョンも併記する。
 バージョン4.0まではInternet Information Serverが正式名称であった。
 バージョン5.0以降はInternet Information Servicesと名称が改められた。

セキュリティホール

問題
 バージョン5.1までのIISは、そのセキュリティホールがインターネットに対して多大な被害を与えたことで悪名高い。そのため、スキルの低いユーザー以外にはあまり好まれていなかった。
 その一方、朝鮮人や支那人クラッカーに人気が高かった(ただし、自分で使うのではなく攻撃や中継の対象として!)。
 実際に、Code Redに汚染されたサーバーは支那、南鮮に異常なほど大量に存在していた。

攻撃の実例

バックドア
 IIS自体がバックドアとなるセキュリティホール。
 "http://ドメイン名/scripts/iisadmin/ism.dll?http/dir" のうちのドメイン名の部分にIISを採用したWebサーバーのドメイン名を入れてアクセスすると、インターネットサービスマネージャーがインストールされていれば認証画面が表示される。
 この画面から適当にあたりをつけてアクセスに成功すれば、あとは好きなだけサーバーのデータなどを破壊したり改竄することができた。

バッファーオーバーフロー(MS01-033)
 IISのバッファーオーバーフローが原因となったセキュリティホール。
 Code RedCode Red IIがその感染活動のために利用した。

Webサーバーフォルダーへの侵入(MS00-078)
 Unicode Directory Traversalへの対処が行なわれていなかったというセキュリティホール。
 Nimdaがその感染活動のために利用した。

アーキテクチャーの見直し
 あまりの実用性の無さをMicrosoftも痛感したらしい。
 バージョン6.0からはソースコードの殆どが書き換えられたと言われるほど、徹底的にセキュリティ対策が行なわれた。
 その結果、近年はIIS 6.0(以降)のシェアを伸ばしつつあり、遂にミッションクリティカルの分野まで進出することができた。

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