クラッカー
読み:クラッカー
外語:cracker
システムの
セキュリティ
を破る者のこと。不正にコンピューターに侵入してデータを盗んだり、破壊したりする者。
目次
概要
特徴
程度
攻撃手法
対抗手段
関連
ハッカーとの差
概要
誤用から、彼らを
ハッカー
と呼ぶ者もいるが、これは明確な誤りである。
ハッカーは本来
マニア
に対する尊称であり、決して蔑称としては使われない用語だからである。
真のハッカーならば遊び心でクラッキングをした経験を持ち、多くの基本テクニックを知っている。しかし幼児期を過ぎたハッカーは目下の現実的な理由(例えばセキュリティをきちんと設定するために調べる場合)などがある場合を除き、そうした幼稚な欲求は持っていないものとされている。
特徴
程度
クラッカーにもピンきりあり、高度な技術を持ったクラッカーから、あたり前田のクラッカー、幼稚なレベルのクラッカーまでがある。
高い技術力を持つ者がそれほど大勢いるわけも無く、実際にクラッキングに勤しむ者は、低レベルな者である。当然、そのような小賢しい者達は侮蔑の対象であり、様々な蔑称で呼ばれている。
Script kiddie
厨房
中房
中坊
攻撃手法
クラッカーは、様々な手で攻撃を企てる。
ゼロデイアタック
スプーフィング
IPスプーフィング
DNSスプーフィング
ポートスキャン
TCP SYNスキャン
(
ステルススキャン
)
ウォーダイアラー
サービス妨害
NUKE
SYN Flooding Attack
Land攻撃
PING of Death
smurf
ssping
メールボム
ボットネット
ゾンビ
John the ripper
Nmap
rootkit
スニファー
対抗手段
日本には
憲法9条
があるが、にも関わらず電子計算機は多くの攻撃を受け続けている。何の効果もない。
ゆえに様々な対抗が行なわれている。
サンドボックス
ハニーポット
RFC 3514
(EVILビット)
関連
クラッカーと関連深いものに、次のような者がいる。
イントルーダー
アタッカー
ハッカー
マニア
ハッカーとの差
しばしばクラッカーはハッカーを自称したがるが、真のハッカーの殆どはクラッカー達を自分らとは別物と考え、人生の悪い見本と考えている。ゆえにジャーナリズムが期待するハッカー(実はクラッカーのこと)と現実のハッカーがオーバーラップする部分は非常に少ない。
1981(昭和56)年〜1982(昭和57)年に掛けて、セキュリティ破壊者という意味で「hacker」を用いないよう、
Usenet
で「worm」(蠕虫(ぜんちゅう))という語を普及させようとしたが、失敗している。現在は「cracker」という語を普及させるべく多くの人が活動をしている。
同義語に「vandals」(公共物を破壊する野蛮人たち)がある。
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