Pentium II |
辞書:科学用語の基礎知識 中央演算処理装置商品名x86編 (INCPU86) |
読み:ペンティアムトゥー |
外語:Pentium II |
品詞:商品名 |
Intelの開発したIA-32プロセッサーで、PentiumやPentium Proの後継製品。第六世代に属する。
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概要 |
Pentium ProとMMX Pentium双方の技術を利用して開発された。
カートリッジ |
この製品は、基本的にマイクロプロセッサーチップ単体ではなくパイプラインバーストSRAM(PB-SRAM)を使った2次キャッシュ512Kiバイトと共にドータボードに搭載されSECCなどと呼ばれる「カートリッジ」として供給される。
このカートリッジのコネクターは二段で計242端子でマザーボードに接続され、これは「Slot1」という規格名が与えられた。カートリッジはメインボードにそびえ立つ形状であり、メインボード側の端子スペースは小さいが、空間的には余計に必要になっている。
Pentium II 450MHz/100MHz, SECC, Slot1
MMXとキャッシュ |
Pentium Proよりも高速クロックに対応し、MMXも2基搭載された。
またPentium Proのように2次キャッシュは内蔵せず、カートリッジの基板上に外付けする形式を取っている。そしてアクセス速度をCPUの1/2又は1/3に落とし、価格を下げている。その穴埋めとしてPentium Proで8Kiバイト+8Kiバイト(code/data)だった一次キャッシュを16Kiバイト+16Kiバイト(code/data)に増やした。わずか16Kiバイトの違いだが、これによりPentium Proのような2次キャッシュ内蔵型に匹敵する性能を発揮できている。
特徴 |
仕様表 |
項目 | 特徴 |
---|---|
マイクロアーキテクチャー | P6マイクロアーキテクチャ |
コアのクロック周波数 | 233〜450MHz |
FSBクロック | 66/100MHz |
最大バス帯域幅 | |
1次命令キャッシュ | 16Kiバイト |
1次データキャッシュ | 16Kiバイト |
2次キャッシュ | 512Kiバイト |
製造プロセスルール | |
ダイサイズ | |
集積トランジスタ数 |
性能 |
公表されているスペックは次のとおり。
iCOMP Index 2.0 | SPECint95 | SPECfp95 | |
---|---|---|---|
233/66MHz | 9.38 | 7.40 | |
266/66MHz | 10.70 | 8.17 | |
300/66MHz | 332 | 11.90 | 8.82 |
333/66MHz | 366 | 13.00 | 9.55 |
350/100MHz | 386 | 13.90 | 11.20 |
400/100MHz | 400 | 15.80 | 12.40 |
450/100MHz | 483 | 17.20 | 12.90 |
プロセッサーコア |
プラットフォーム |
チップセット |
後継 |
後継は、Pentium IIIである。
リンク |
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