吉草酸
読み:きっそうさん
外語:valeric acid
有機酸
(
カルボン酸
)の一つで、炭素数5で直鎖の
飽和脂肪酸
の一つ。飽和脂肪族モノカルボン酸。
弱酸
。バレリアン酸、ペンタン酸とも。
吉草酸には直鎖のノルマル吉草酸(n-吉草酸)と、枝分かれした
イソ吉草酸
があり、単に吉草酸と言った場合にはノルマル吉草酸を指す。
目次
物質の情報
誘導体、関連物質の例
物質の特徴
安全性
法規制など
危険性
有害性
環境影響
物質の性質
特定悪臭物質
物質の情報
組成式: C
5
H
10
O
2
構造式: CH
3
(CH
2
)
3
COOH
分子量
: 102.13
比重
: 0.94 (水=1)
融点
: 竏34.5℃
沸点
: 186℃〜187℃
CAS番号
: 109-52-4
ICSC番号: 0346
化学名: 1-Butanecarboxylic acid
常温常圧では無色の液体で、特徴的な臭気を持つ。
誘導体、関連物質の例
ロイシン
(
必須アミノ酸
、2-アミノ-4-メチル吉草酸)
吉草酸ベタメタゾン
物質の特徴
安全性
弱酸
である。
法規制など
悪臭防止法
特定悪臭物質
消防法(危険物の規制に関する政令)
危険物 第四類(引火性液体) 第三石油類、危険等級3
危険性
引火点: 86℃(密閉式)
発火点: 400℃
爆発限界: 1.6〜7.6 vol%(空気中)
有害性
刺激
腐食性: 眼、
皮膚
、気道に対して腐食性を示す。経口摂取でも腐食性を示す。
刺激性: (該当資料なし)
感作性
: (該当資料なし)
毒性
急性毒性
: (該当資料なし)
慢性毒性
: (該当資料なし)
がん原性: (該当資料なし)
変異原性
: (該当資料なし)
生殖毒性: (該当資料なし)
催畸形性
: (該当資料なし)
神経毒性: (該当資料なし)
環境影響
分解性: (該当資料なし)
蓄積性: (該当資料なし)
魚毒性: 水生生物に対して毒性がある
物質の性質
特定悪臭物質
特定悪臭物質
に認定されており、「蒸れた靴下臭」であるとされている。
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