反水素
読み:はん-すいそ
外語:Antihydrogen
反粒子
で作られる反元素の一つ。
目次
情報
基本情報
一般情報
原子情報
物理特性
同位体
特徴
情報
基本情報
一般情報
元素記号
:  ̄(H)
原子番号
: -1
周期
: ?
族
: ?
分類: ?
原子情報
原子量
: ? (水素と同じと推定)
電子配置: ?
電子殻
: ?
原子価: ?
酸化数: ?
物理特性
相
: ?
融点
: ?
沸点
: ?
CAS番号
: 12791-17-2? (未確認)
ICSC番号: (登録無し)
同位体
通常の水素のように、次のような同位体が想定される。
1
 ̄(H) (反軽水素・アンチプロチウム)
2
 ̄(H) (反重水素・アンチデュテリウム、 ̄(D)とも書く)
3
 ̄(H) (反三重水素・アンチトリチウム、 ̄(T)とも書く)
通常のものは、通常の水素と同様に、
質量数
-1の最も単純なもので、
反陽子
1個と
陽電子
1個から構成される。
特徴
反水素は
反物質
であり、反陽子と陽電子で構成される。
加速器を用いて反陽子と陽電子を作ることができ、互いを混合すると反水素を作ることができる。但しそのままでは
物質
と衝突して
対消滅
してしまうので生成に於いては高真空が要求され、かつ加速器にぶつからないように磁気トラップで
反原子
をトラップする必要がある。
長く、反元素で作られているのは質量数-1の
1
 ̄(H)のみだったが、2011(平成23)年、ついに
反ヘリウム
(
4
 ̄(He))の合成にも成功した。また、理論上は ̄(D)や ̄(T)もありうる。しかし、これらは
1
 ̄(H)の生成より遥かに難しい。
2010(平成22)年11月に、CERNが38個の反水素原子を0.2秒閉じこめることに成功した。2011(平成23)年には、
東京大学
や理化学研究所がCERNの研究チームに参加し、同じ装置を使った実験で反水素原子を1000秒(1157cBeat)間に渡って閉じ込めることに成功させた。
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