レプトン
読み:レプトン
外語:lepton

 物質の元となる素粒子の一種で、クォークを持たない軽粒子のこと。
目次

概要
 現在6種類(2種類ずつ3世代)の存在が確認されており、更にそれぞれに反粒子がある。
 全てのレプトンは、その反粒子も含めてフェルミ粒子でスピン量子数は1/2であり、フェルミ・ディラック統計に従う。パウリの排他原理が適用される。
 レプトンは、核力による強い相互作用をしない。

特徴

世代と電荷
 ニュートリノ電荷は0、電子・μ粒子・τ粒子には-1の電荷が存在する。

反粒子
 レプトンの反粒子反レプトンである。
 通常の電子、μ粒子、τ粒子の電荷は負だが、反レプトンの電荷は正である。
 なお、ニュートリノは電荷を持たないため、それ自身が反粒子であるマヨラナ粒子である可能性(つまり、ニュートリノ=反ニュートリノ)が示唆されている。同一粒子なのか異なる粒子なのかは、現在でも未解決である。

質量
 レプトンにも質量がある。正確な質量については、現在も鋭意測定中である。質量は、軽い順に次のとおり。2005(平成17)年度版理科年表を元に、最新の情報を加えた。()は誤差である。単位は電子ボルトで表わす。

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