反レプトン
読み:はんレプトン
外語:anti-lepton

 反物質の元となる素粒子の一種で、反クォークを持たない軽粒子のこと。
目次

概要
 物質がレプトンを含んで作られるように、反物質は反レプトンを含んで作られる。
 現在レプトンが6種類(2種類ずつ3世代)の存在が確認されているように、反レプトンも同じ種類が存在する。
 全ての反レプトンは、レプトンと同様にフェルミ粒子でスピン量子数は1/2であり、フェルミ・ディラック統計に従う。パウリの排他原理が適用される。

特徴

世代と電荷
 通常の電子、μ粒子、τ粒子の電荷は負だが、その反粒子の電荷は正である。
 なお、ニュートリノは電荷を持たないため、それ自身が反粒子であるマヨラナ粒子である可能性(つまり、ニュートリノ=反ニュートリノ)が示唆されている。同一粒子なのか異なる粒子なのかは、現在でも未解決である。

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