メタンフェタミン
読み:メタンフェタミン
外語:METH: methamphetamine
交感神経興奮剤(
中枢神経
刺激剤)。
覚醒剤
の成分の一つ。第二級
アミン
であり、
農薬
としても使われる。
目次
概要
基本情報
誘導体、関連物質の例
特徴
由来
普及と問題
常習と死亡例
情報
薬効薬理
副作用など
規制区分
製品例
概要
基本情報
分子式: C
10
H
15
N
分子量
: 149.2
比重
: (該当資料なし)
融点
: (該当資料なし)
沸点
: 172℃〜174℃
CAS番号
:
537-46-2
メタンフェタミン(INN、医薬品の国際一般名)
4846-07-5
ラセミ体フリーベース
51-57-0
塩酸塩
ICSC番号: (登録無し)
化学名:
N-Methyl-1-phenylpropan-2-amine
フェニルメチルアミノプロパン
外観: (該当資料なし)
溶解性: (該当資料なし)
誘導体、関連物質の例
アンフェタミン
塩酸エフェドリン
特徴
由来
1893(明治26)年に日本の
長井長義
により合成された。
普及と問題
戦中は
兵士
の死の恐怖や疲労感を吹き飛ばすために利用され、日本軍やナチス・ドイツなどで利用された事が記録されている。
戦後の日本では
ヒロポン
(大日本製薬)として大流行した。
ヒロポン中毒は俗に「ポン中」などと呼ばれていて、社会問題になった。
常習と死亡例
メタンフェタミンにも
致死量
があり、致死量を超えて使用すれば死んでもおかしくない。ただ、薬自体が直接の死因になるかというと、それは別の問題である。
そもそも薬物依存症になるような
人間
は、クスリ、酒、煙草などを常習しつつ、まともな食事や休息を取っていないことが多く、これによって体が蝕まれている。
過去、薬物をよく利用していることで知られた歌手、尾崎豊は、若くしてこの世を去った。間接的な死因は致死量の数倍量メタンフェタミンを過剰投与(
OD
)したことだが、直接の死因は、この過剰投与に起因する「
肺水腫
」だった。
情報
薬効薬理
中枢神経
を刺激することによる覚醒作用がある。
アンフェタミン
の約10倍の薬理作用があるとされる。
副作用など
興奮、不安、頭痛、目眩など。
死亡例あり。
規制区分
覚せい剤取締法
(
覚せい剤
)
中枢神経系用剤
神経系及び感覚器官用医薬品
製品例
日本国内で、正式な製品として知られるのはヒロポンのみ。
ヒロポン
(大日本製薬)
それ以外の、違法薬物としての国内外での俗称は、次のようなものがある。
スピード
S
シャブ
ice (アイス)
meth (メッス)
crystal (クリスタル)
crank (クランク)
日本で出まわる覚醒剤のほぼ全てがメタンフェタミンであるといわれる。
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