アブラナ科
読み:アブラナ-か
外語:Brassicaceae

 被子植物のうち、アブラナを代表とする一群。
目次

情報

分類
 ▼はAPG分類法における階層で、従来の階級にないもの。

旧階層
 古い分類法での階層構造は次の通り。

新エングラー分類法

クロンキスト分類法

下位分類
 アブラナ科の植物は全世界に約375属3200種が分布するとされている。

特徴

性質
 4枚の花弁が十の字形に開くのが特徴。
 油菜の花やアリッサムのほか、大根白菜キャベツ山葵、小松菜など、現在の主要な野菜の多くがアブラナ科に属している。
 アブラナ科の植物にはイソチオシアネートという辛味成分が含まれているため、大根や山葵(ワサビ)、芥子(からし・マスタード)など、アブラナ科には辛い植物が多い。これらは香辛料として広く使われている。


 古くはアブラナ科は十字花科(Cruciferae)と呼ばれていた。
 クロンキスト分類法では、双子葉植物綱ビワモドキ亜綱フウチョウソウ目に属するが、かつての新エングラー分類法では双子葉植物綱古生花被植物亜綱ケシ目に属していた。
 現在のAPG分類法では目より上については伝統的な分類を使わないため、亜綱も使われていない。


 アブラナ科の植物は全世界に約375属3200種が分布する。特に北半球に多く、日本で見られる代表的な属に、次のようなものがある(50音順)。

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