有機酸(カルボン酸)のうちジカルボン酸の一つで、炭素数4の直鎖飽和脂肪酸。飽和脂肪族ジカルボン酸。
天然では琥珀、褐炭などに含まれており、琥珀酸の名はここから取られた。
- 組成式: C4H6O4
- 構造式: COOH(CH2)2COOH
- 分子量: 118.09
- 融点: 185℃〜190℃
- 沸点: (該当資料なし)
- CAS番号: 110-15-6
- 官報公示整理番号(化審法番号): 2-846
琥珀酸
常温常圧では白色の結晶性粉末で、臭いはない。
- 琥珀酸チオキナーゼ(スクシニルCoAシンテターゼ)
- 琥珀酸デヒドロゲナーゼ
- 琥珀酸二ナトリウム
- 琥珀酸シベンゾリン (抗不整脈剤)
- 琥珀酸スマトリプタン (片頭痛治療剤)
- 琥珀酸ソリフェナシン (過活動膀胱治療薬)
- アルギニノ琥珀酸
- 酒石酸(ジヒドロキシ琥珀酸)
- メチル琥珀酸
生体内ではTCA回路によって作られている。
重みのある酸味で、日本酒の主成分である。
琥珀酸が少ないと淡麗(たんれい)な味に、多いと芳醇(ほうじゅん)な味の酒になり、琥珀酸の量は「酸度」として表示がある。
危険性
- 引火点: (該当資料なし)
- 発火点: (該当資料なし)
- 爆発限界: (該当資料なし)
有害性
- 刺激
- 腐食性: (該当資料なし)
- 刺激性: (該当資料なし)
- 感作性: (該当資料なし)
- 毒性
- 急性毒性: (該当資料なし)
- 慢性毒性: (該当資料なし)
- がん原性: (該当資料なし)
- 変異原性: (該当資料なし)
- 生殖毒性: (該当資料なし)
- 催畸形性: (該当資料なし)
- 神経毒性: (該当資料なし)
環境影響
- 分解性: (該当資料なし)
- 蓄積性: (該当資料なし)
- 魚毒性: (該当資料なし)
用語の所属
カルボン酸
脂肪酸
飽和脂肪酸