ロケット |
辞書:科学用語の基礎知識 天文学ロケット編 (UROCKET) |
読み:ロケット |
外語:rocket |
品詞:名詞 |
機体内に蓄えた火薬・液体燃料を燃焼させるなどして、それによって生じた大量のガスを噴出させ、その反動を利用して飛翔する飛行物体。
|
概要 |
燃料と共に液体酸素などの酸化剤も携行するため大気の存在に依存せず、大気圏外を飛行することができる。
このため、宇宙空間に何かを打ち上げるときや、大気圏外を飛翔する弾道ミサイルの推進装置にはロケット・エンジンが使用される。
分類 |
ロケットの分類方法には様々ある。
エネルギー源 |
ロケットのエネルギー源で分類すると、次のようになる。
段数 |
段数で分類すると、次のようになる。
構造 |
構造で分類すると、次のようになる。
一覧 |
現行ロケット |
現在使われているロケットは、次の通り(順不同)。
開発中ロケット |
開発中の主要なロケットは、次の通り(順不同)。
過去のロケット |
過去に使われていた主要なロケットは、次の通り(順不同)。
打ち上げ |
ロケット打ち上げ国 |
2023(令和5)年2月現在、自力でロケットを打ち上げ、人工衛星を軌道に乗せた国は、次の11の国と地域である(打ち上げ成功順、併記は成功ロケット名と衛星名)。
その後、ロシアやウクライナに技術が継承されている。
自力でロケット開発をし、更に惑星探査機開発までできる国となると、ごく僅かしかない。そのうちの一国が、日本である。
打ち上げ方向 |
人工衛星を打ち上げる場合、地球の自転に乗せるためにロケットは一般に東方向へ打ち上げる。日本の場合、東方向は太平洋であるので、万一の失敗の場合でも他国への被害は殆どなく、安心して発射できる。
日本では、主として種子島宇宙センター大型ロケット発射場から打ち上げられる。
イスラエル国は特別に効率を無視して西に打っている。なぜなら、東にはイラク共和国があるからである。
打ち上げ失敗で墜落した場合はもちろんのこと、成功時であってもブースター等の燃え殻が落ちてしまった場合、サリンを積んだスカッドミサイルがお礼に帰ってきてしまうため、こちら方向に打ち上げることができないからである。
日本のロケット |
日本の、実用衛星打ち上げ用液体燃料大型ロケットは、次の次の通りである。
リンク |
通信用語の基礎知識検索システム WDIC Explorer Ver 7.04a (27-May-2022) Search System : Copyright © Mirai corporation Dictionary : Copyright © WDIC Creators club |