こうのとり(HTV)の1号機で、技術実証機。なお「こうのとり」の愛称が付いたのは打ち上げの後であり、当時は「HTV技術実証機」と呼ばれた。JAXAの資料では『「こうのとり」1号機』と書かれている。
- 2009(平成21)年9月11日02:01:46(10日@751): 打ち上げ
- 2009(平成21)年9月18日04:51(17日@868): ISSのロボットアームに把握
- 2009(平成21)年9月18日10:49(@117): ISSとの結合に成功
- 2009(平成21)年10月31日02:00(30日@750)頃: ISSから分離
- 2009(平成21)年11月2日05:53(1日@911): 第3回軌道離脱マヌーバ実施、大気圏再突入
- 2009(平成21)年11月2日06:26(1日@934)頃: 大気圏再突入推定時刻
- 2009(平成21)年11月2日06:36(1日@941)頃〜2009(平成21)年11月2日06:58(1日@956)頃: 着水推定時刻
- 補給キャリア与圧部
- 船内用補給物資
- HTV補給ラック(HTV Re-supply Rack: HRR) 7台
- 「きぼう」船内保管室搭載型保管ラック(Pressurized Stowage Resupply Rack: PSRR) 1台
食料、日常品、実験用品などを積載
- 補給キャリア非与圧部
- 船外実験装置
- SMILES(超伝導サブミリ波リム放射サウンダ)
- HREP(沿岸海域用ハイパースペクトル画像装置および大気圏/電離圏リモート探知システム実験装置)
こうのとり(HTV)はつくば市の筑波宇宙センターで三分割されて大型トレーラーに積載され、種子島に向けて運搬が開始された。各部分は専用のコンテナーに入り、回転灯が付いた先導車などと車列を組んで移動し、振動を与えないように徐行で進んだとされる。
HTVは種子島に到着後、組み立てられ整備が行なわれた。
こうのとり(HTV)はISSから10mの位置まで接近し、ISS滞在中の宇宙飛行士がロボットアームを使って把握、その後ロボットアームで移動させISSと結合させた。
気密性を保ったまま自動航行で接近し、接続する技術を実証したことで、今後の宇宙への輸送や、更に将来の有人宇宙船開発への足掛かりになるものと期待されている。
最初のHTVには、食品、衣料品などの生活必需品に加え、ISSの日本実験棟に設置される船外実験装置など総計約4.5トンの貨物が搭載されていた。
積荷を降ろした後は予定通りゴミ捨て場となりISS内の廃棄物を積載、約1ヶ月半後に離脱、大気圏に突入され大部分が燃え尽きた。
関連するリンク
http://iss.jaxa.jp/htv/mission/htv-1/用語の所属
こうのとり
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国際宇宙ステーション
H-IIBロケット
こうのとり2号機