KSLV-I |
辞書:科学用語の基礎知識 天文学ロケット編 (UROCKET) |
読み:ケイエスエルヴィー-ワン |
外語:KSLV-I: Korea Space Launch Vehicle-I |
品詞:固有名詞 |
南鮮国内から初めて打ち上げられたロケット。ロシア製ロケットであり、通称は「羅老号」(<NA><LO><HO>、NAROHO、ナロホ) 。
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概要 |
由来 |
公称、二段式ロケットである。
一段目はロシア製液体燃料ロケット「Angara UM」で、燃料はケロシン、酸化剤は液体酸素である。
二段目は南鮮で製造された固体モーター「KSR-1」で、固体燃料ロケットである。
つまり、必要な推力のほぼ全てを一段目だけで稼ぎ、二段目は単なるキックモーターに過ぎないということである。一応二段式ではあるが「事実上の一段式ロケット」である。
仕様 |
南鮮で製造されたキックモーター。
元々南鮮ではKSRと呼ばれる観測ロケットの開発を進めており、それがそもそものKSLV-Iプロジェクトの始まりであった。結局KSRは完成できず、開発は中止された。
羅老の第二段に使われているキックモーターは、設計はロシア、製造は南鮮とされている。つまり単なるライセンス生産である。
特徴 |
ロシアのロケットであり、「買ってきたロシア製のロケットをロシア人に南鮮から打ち上げてもらう」という国家プロジェクトである。
元々はロシアから技術を盗用する目的があったが、それが叶わなかった。その上、2回も失敗し、3回目はロシアも相当頑張ったらしく、かろうじて成功した。
何とか一回、打ち上げに成功したが、技術的な成果は何一つとして得られない以上、プロジェクトとしては既に失敗していると言える。続ける意味が何もない。
実績 |
羅老号は全3機である。
3機中1機が成功した。
リンク |
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