ラインカラー
読み:ラインカラー
外語:line color
乗客の乗り間違いを防ぐために路線ごとにつけられる色のこと。
目次
特徴
国鉄・JR
東京メトロと都営地下鉄
問題
色数
相互乗り入れ
特徴
国鉄・JR
例えば旧国鉄、現JRであれば、次のように決められた。
山手線
‐
ウグイス色
(黄緑6号)
総武線
‐
カナリア色
(黄色5号)
中央線
‐ オレンジバーミリオン(朱色1号)
こうして車両もその色と同じにすることで、誤乗車を減らせると期待され、実際に効果を上げた。
東京メトロと都営地下鉄
営団地下鉄(現・
東京地下鉄
)と
都営地下鉄
でも採用されている。
両者では色が衝突しないようにされているが、当然ながら色の奪い合いが起きた。
例えば営団丸ノ内線では赤を使っていたが、目立つ原色はできるだけ使いたいということで、都営浅草線と色の奪い合いになった。
その時は、営団(当時)と都営の話し合いの結果、赤は丸ノ内線に譲り浅草線はピンクにすることと、その代わりに東西線で使っていた青を都営三田線に譲り、東西線は水色を使うことが決まった。
都営地下鉄
浅草線
(ローズ、ピンク色)
三田線
(ブルー、青)
新宿線
(リーフグリーン、黄緑)
大江戸線
(
マゼンタ
、赤紫)
東京地下鉄
日比谷線
(シルバー、
銀色
)
銀座線
(オレンジ、橙色)
丸ノ内線
(レッド、赤)
東西線
(スカイブルー、水色)
南北線
(エメラルドグリーン、青緑)
有楽町線
(ゴールド、金色)
千代田線
(グリーン、緑)
半蔵門線
(パープル、紫)
副都心線
(ブラウン、茶)
問題
色数
現在では東京の地下鉄は、都営と東京メトロとをあわせて13路線もあり、虹の色より多くなっているが、両者の話し合いが持たれて、色が決定されている。
色数が多いため、色が覚えきれない、似た色が多くて勘違いしやすい、印刷の色具合で区別が付かないことがある等の影響もあるようだ。
なお、色数の不足については、JR東日本では車体に2色の線を入れ、その組み合わせを路線ごとに変える方法で対応しているようである。
相互乗り入れ
相互乗り入れの影響で車両の色が全く異なっていたりするため、逆に混乱を招くという話もある。特に酷いとして高名なのが
浅草線
である。
また、昔の武蔵野線のようにいろいろな色の混結が来るというのも、本当は良くないと考えられる。6連で4色という編成があったらしい。
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