高速都心環状線
読み:こうそく-としんかんじょうせん
外語:C1: Circular 1
首都高速道路
の環状路線で、
首都高速東京線
の一路線。
目次
概要
起点・終点
設計諸元
規制等
法定路線名
複雑な理由
建設計画
沿革
通行料金
状況
特徴
接続する主な道路
沿道施設、観光地等
主な橋
主なトンネル
主な峠
併走する鉄道
経由する自治体
インターチェンジなど
概要
路線番号(C1)。ルートマークの表示は「環C1」、
キロポスト
に書かれる略号は
環
。
道路交通情報では「環状線」ないし「首都高速環状線」と呼ばれている。
但し高速とは名ばかりで、制限速度は全区間50km/h(120km/hBeat)以下である。
阪神高速道路
の環状線と違い、往復が存在する。
江戸橋JCT
→浜崎橋JCT→一ノ橋JCT→谷町JCT→三宅坂JCT→
竹橋JCT
→江戸橋JCTの向きの外回りと、その逆の内回りがある。
起点・終点
起点
: 東京都中央区(江戸橋JCT) (※座標は概略)
終点: 東京都中央区(江戸橋JCT)
延長: 14.8km
起点・終点は不明。
設計諸元
構造規格: (未確認)
設計速度: (未確認)
道路幅員: (未確認)
車線数: 4車線
規制等
制限速度:
50km/h(120km/hBeat) (ほぼ全区間)
40km/h(96km/hBeat) (
江戸橋JCT
と浜崎橋JCT)
最低速度
: 設定なし
標識規制:
自動車専用
大型自動二輪車及び普通自動二輪車二人乗り禁止
法定路線名
道路の法定路線名は、次のとおり。全て
特例都道
である。
東京都道首都高速1号線 (江戸橋JCT〜京橋JCT〜汐留JCT〜浜崎橋JCT)
東京都道首都高速2号線 (汐留乗継所〜汐留JCT〜浜崎橋JCT〜一ノ橋JCT)(汐留JCT〜浜崎橋JCT間は高速一号線と重複)
東京都道首都高速2号分岐線 (一ノ橋JCT〜谷町JCT)
東京都道首都高速3号線 (谷町JCT〜三宅坂JCTまでが)
東京都道首都高速4号線 (三宅坂JCT〜竹橋JCT〜神田橋JCT)
東京都道首都高速4号分岐線 (神田橋JCT〜江戸橋JCT)
東京都道首都高速8号線 (京橋JCT〜白魚橋料金所)
これらの道路が股がる形で存在し、この環状線から四方八方へ路線が伸びる構造を取っている。
複雑な理由
このようになった理由は、この路線は元々、環状線として計画されたものではないからである。
いま環状線として存在できているのは奇跡ともいえる。現在では、なくてはならない
首都高速道路
の心臓路線となった。
また、道路の通称名は、放射線については法律路線名を元に命名されているが、環状線であるこの環状線については、分かりやすくするために法律とは無関係に「高速都心環状線」として設定されている。
建設計画
1964(昭和39)年に東京オリンピックが開催されることになり、まともな道路など何一つない東京に、まともな道路を作るべく計画された。
沿革
1962(昭和37)年12月: 京橋出入口〜浜崎橋JCT 供用開始
1963(昭和38)年12月: 呉服橋出入口〜京橋出入口 供用開始
1964(昭和39)年8月: 三宅坂JCT〜呉服橋出入口 供用開始
1964(昭和39)年9月: 霞が関出入口〜三宅坂JCT 供用開始
1964(昭和39)年10月: 浜崎橋JCT〜芝公園出入口 供用開始
1966(昭和41)年7月: 京橋JCT 供用開始
1967(昭和42)年7月: 芝公園出入口〜霞が関出入口 供用開始
通行料金
首都高速道路の料金区間であり、距離によって料金が変動する。
距離制料金に移行する前は
首都高速東京線
の料金区間内となっていた。
幾つかの箇所で「
特定区間割
」が存在したが、これも距離制が導入されたことに伴い廃止(つまり値上げ)された。
状況
都心から
半径
3km以内を環状に走る路線である。この路線より、各放射線が伸びている。
特徴
接続する主な道路
東京高速道路
(京橋JCT、汐留JCT)
高速1号羽田線
(1) (浜崎橋JCT)
高速2号目黒線
(2) (一ノ橋JCT)
高速3号渋谷線
(3) (谷町JCT)
高速4号新宿線
(4) (三宅坂JCT)
高速5号池袋線
(5) (
竹橋JCT
)
高速八重洲線
(Y) (神田橋JCT)
高速1号上野線
(1) (
江戸橋JCT
)
高速6号向島線
(6) (江戸橋JCT)
東京都道473号新富晴海線 (新富町)
東京都道50号東京市川線(
新大橋通り
) (新富町、汐留)
東京都道304号日比谷豊洲埠頭東雲町線
(晴海通り) (銀座)
東京都道316号日本橋芝浦大森線(海岸通り) (汐留)
東京都道409号日比谷芝浦線(日比谷通り) (芝公園)
東京都道319号環状三号線
(芝公園)
東京都道412号霞ヶ関渋谷線(六本木通り) (霞が関)
東京都道403号大手町湯島線(日比谷通り) (神田橋)
東京都道402号錦町有楽町線 (神田橋)
東京都道405号外濠環状線(
外堀通り
) (呉服橋)
東京都道316号日本橋芝浦大森線(
昭和通り
) (江戸橋)
沿道施設、観光地等
浜離宮恩賜庭園 (中央区浜離宮庭園1-1) (徳川将軍家ゆかりの庭園)
旧芝離宮恩賜庭園 (港区海岸1丁目) (元・大久保家の下屋敷、楽寿園)
芝公園 (港区芝公園4丁目)
東京タワー (港区芝公園4丁目2-8)
アークヒルズ
(港区六本木1-1-1)
永田町
(千代田区永田町) (国会議事堂など)
霞が関
(千代田区霞が関) (東京の官庁街)
皇居
(千代田区千代田)
千鳥ヶ淵 (千代田区北の丸公園)
靖国神社
(千代田区九段北3丁目1番地)
東京国立近代美術館 (千代田区北の丸公園)
日本武道館 (千代田区北の丸公園)
科学技術館 (千代田区北の丸公園2-1)
東京駅
(千代田区丸の内1丁目)
主な橋
基本的に全線が高架、掘割または地下であり、特別に橋というものはないようである。
主なトンネル
汐留トンネル (築地川、中央区築地5丁目〜中央区浜離宮庭園)
飯倉トンネル (外苑東通り、港区麻布永坂町〜港区六本木3丁目)
(名称不明) (内閣府下交差点、千代田区霞が関3丁目)
霞が関トンネル (潮見坂、千代田区霞が関3丁目〜霞が関2丁目)
(名称不明) (内閣府下交差点、千代田区霞が関2丁目〜永田町1丁目)
千代田トンネル
北の丸トンネル (千代田区北の丸公園)
主な峠
峠
はない。
併走する鉄道
都営浅草線
都営三田線
東京メトロ南北線
東京メトロ半蔵門線
経由する自治体
東京都
中央区
‐
港区
‐
千代田区
‐ 中央区
インターチェンジなど
具体的なIC等は次のとおり。IC番号はほぼ同じ場所のランプについて内外で同じ番号が使われているため、ある番号が内回りでは出口のときに、外回りでは入口を表わすこともある。
なおJCTには番号がない。
11
宝町(内回り出入口) (八重洲通り)
JCT
京橋JCT (高速8号線経由→
東京高速道路
)
12
京橋(外回り出入口) (都道?、→鍛冶橋通り)
13
新富町(内回り出口) (東京都道473号新富晴海線、→東京都道50号東京市川線(
新大橋通り
))
14
新富町(外回り出口) (東京都道473号新富晴海線、→東京都道50号東京市川線(
新大橋通り
))
15
銀座(内回り入口、外回り出口) (都道?)
16
銀座(内回り出口、外回り入口) (入口=都道(みゆき通り)、出口=都道、→
東京都道304号日比谷豊洲埠頭東雲町線
(晴海通り))
JCT
汐留JCT (東京高速道路)
18
汐留(外回り出入口) (東京都道50号東京市川線(
新大橋通り
、東京都道316号日本橋芝浦大森線(海岸通り))
JCT
浜崎橋JCT (
高速1号羽田線
(1))
19
芝公園(内回り入口、外回り出口) (入口=東京都道409号日比谷芝浦線(日比谷通り)、出口=都道?)
20
芝公園(内回り出口、外回り入口) (
東京都道319号環状三号線
)
JCT
一ノ橋JCT (
高速2号目黒線
(2))
21
飯倉(外回り出入口) (都道?)
JCT
谷町JCT (
高速3号渋谷線
(3))
23
霞が関(内回り出口、外回り入口) (東京都道412号霞ヶ関渋谷線(六本木通り))
24
霞が関(内回り入口、外回り出口) (東京都道412号霞ヶ関渋谷線(六本木通り))
JCT
三宅坂JCT (
高速4号新宿線
(4))
25
代官町(内回り入口、外回り出口) (代官町通り)
26
北の丸(内回り出口) (紀伊国坂)
JCT
竹橋JCT
(
高速5号池袋線
(5))
28
神田橋(内回り出口、外回り入口) (東京都道403号大手町湯島線(日比谷通り))
29
神田橋(内回り入口、外回り出口) (入口=東京都道403号大手町湯島線(日比谷通り)、出口=東京都道402号錦町有楽町線)
JCT
神田橋JCT (
高速八重洲線
(Y))
30
呉服橋(内回り出口、外回り入口) (東京都道405号外濠環状線(
外堀通り
))
31
江戸橋(内回り入口、外回り出口) (東京都道316号日本橋芝浦大森線(
昭和通り
))
JCT
江戸橋JCT
(
高速1号上野線
(1)、
高速6号向島線
(6))
11
宝町 (八重洲通り)
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