EOS 50D
読み:イオス-ごーまるディー
外語:EOS 50D
キヤノン
のディジタル
一眼レフカメラ
の一機種。
EOS
シリーズの機種であり、同社のラインナップ中ではミドルクラスに位置する。
目次
機種情報
特徴
発売日等
レンズキット
機能
人気など
40Dとの差異等
ファームウェア
機種情報
型式
レンズマウント
:
キヤノンEFマウント
対応レンズ
EFレンズ
EF-Sレンズ
撮像素子
撮像センサー
寸法:
APS-Cサイズ
相当(22.3mm×14.9mm)
画素: 有効1,510万画素
種類:
CMOS撮像素子
アスペクト比: 3:2
シャッター
速度: 最高1/8000秒
連写速度: 6.3枚/秒
耐久性: 約10万回
記録方式
媒体:
コンパクトフラッシュ
(CFA 4.1 UDMA Mode対応)
フォーマット:
JPEG
、
RAW
色空間:
sRGB
、Adobe RGB
液晶モニター
寸法:
TFT
カラー液晶3.0型
画素: 約92万画素
その他
バッテリー:
BP-511A
コネクター類
デジタル端子(
USB 2.0
)
ビデオ出力端子(
NTSC
/
PAL
選択可)
HDMI端子
リモコン端子 (N3タイプ端子)
シンクロ端子
拡張システム端子: WFT-E3接続用 (底面)
大きさ
145.5mm(幅)×107.8mm(高さ)×73.5mm(奥行)
約730g(本体のみ)
特徴
発売日等
発売日: 2008(平成20)年9月27日
価格帯: オープンプライス(ボディのみ市価15万円前後)
レンズキット
カメラ本体に、レンズをセットして販売するものをレンズキットという。
次の各レンズとのセットモデルが用意された。
EF-S18-200mm F3.5-5.6 IS
EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM
18-200のレンズは標準域から望遠域までを一本でこなすレンズで、EOS 50Dと共に発表されたが、発売前に公開された写真のあまりの酷さに、発売前から話題騒然となった。
17-85は、30Dおよび40Dでも採用されたレンズキット用レンズである。
機能
前機種「
EOS 40D
」に対する後継機である。次のような機能を特徴としている。
約1510万画素の自社製CMOSセンサー(APS-Cサイズ)
新設計の高性能映像エンジン「
DIGIC 4
」
ISO感度は常用100〜3200、拡張設定にISO6400、12800を用意
最高約6.3コマ/秒連写
連続撮影可能枚数、約90枚
中央F2.8対応、全点クロス9点測距
オートフォーカス
コントラスト補正機能「オートライティングオプティマイザ」をRAW画像に対応
「クリエイティブ全自動モード」機能
後継は「
EOS 60D
」である。
人気など
マニアからはいろいろと辛口の批評が飛び出すのは、どんなカメラでも変わらない。特に、キヤノンにはアンチが多いので、なおさらである。
このカメラも例外ではないが、50Dは明らかに名前負けしていたようである。
30D
、
40D
、EOS Kissから買い換えたいと思えるだけの魅力がなかったようで、発売前の盛り上がりに欠けた。
このため、(そもそも価格帯が全く違うが)当時まだ発表前だったフルサイズ機
EOS 5D Mark II
へと期待が移ってしまった。
40Dとの差異等
発売後、判明した40Dなどとの差異。
シャッター音は改善された (30D程良くはないが、40Dより若干良い)
液晶は格段に改善された
シャッター音は、基本的には40Dから継承されてはいるが、その最大の難点だった変な音はなくなった。
メモリーは、従来通りコンパクトフラッシュだがUDMAに対応した
バッテリーは変更がない
キットは
18-200mm
になったが、これは明らかに戦略ミス。このレンズでは50Dの性能を発揮できない
ファームウェア
不具合修正や新発売のレンズ対応などのため、
ファームウェア
は随時更新されている。
1.0.8
UDMA7対応CFカード使用時の読み書き速度の向上
メニュー画面に表示される8言語の誤表示の修正(簡体中国語/繁体中国語/アラビア語/スウェーデン語/スペイン語/ポルトガル語/タイ語/トルコ語)
1.0.7
撮影シーンにより、若干
マゼンタ
傾向となる現象の修正
メニュー画面に表示される4言語の誤表示の修正(アラビア語/ルーマニア語/スペイン語/ウクライナ語)
1.0.6
2009(平成21)年4月発売のストロボ「スピードライト 270 EX」のAF補助光対応
カメラの「エラー表示」の表示方法を変更(Err 99を減らし表示を細分化)
縦の帯状(バンディング)ノイズの軽減
1.0.5
(詳細不明)
1.0.4
(詳細不明)
1.0.3 (2008(平成20)年10月28日)
電池の装填タイミングにより、カメラの表示パネルに「busy」の表示が点滅してシャッターがレリーズできない問題の修正
シャッターボタンを押すタイミングにより、カメラの表示パネルと液晶モニターに「Err 99」が表示され、シャッターがレリーズできない問題の修正
1.0.2
カスタム機能の「高輝度側・階調優先」を使用している場合、条件によっては
露出オーバー
になる問題の修正
1.0.1
最初期版と見られている。
発売日時点でのファームウェアは、1.0.1と1.0.2がロットで混在した。
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