iOS
読み:アイ-オウエス
外語:iOS
Apple
の携帯情報端末で利用されている、
スマートフォン向けオペレーティングシステム
およびタブレット向けオペレーティングシステム。
目次
概要
情報
一覧表
バージョン1
バージョン2
バージョン3
バージョン4
バージョン5
バージョン6
バージョン7
バージョン8
バージョン9
バージョン10
技術
機構
バージョンアップ
アプリケーションとファイル
操作
壁紙
ボタン
いわゆる電源ボタン
マルチタスク機能
マルチタスクバー
マルチタスキング
アイコンの並び替え
スクリーンショットの撮影
概要
OS X
からの派生であり、一時OS X iPhoneと呼ばれたのちiPhone OSとなったが、2010(平成22)年6月21日にリリースされたバージョン4.0からiOSと名を改めた。
具体的には、次のような製品で使われている。
iPhone
iPad
iPod touch
他社へのライセンス提供などはしておらず、iOSは現在、Apple製品以外には使われていない。
情報
開発元:
Apple
系統:
OS X
/
BSD
系
初出: ?
最新:
9.1 (2015(平成27)年10月21日) iPhone 4S以降、iPod touch第5世代以降、iPad 2/iPad(第3世代)以降用
7.1.2 (2014(平成26)年6月30日) iPhone 4以降、iPod touch第5世代以降、iPad 2以降用
6.1.6 (2014(平成26)年2月21日) iPhone 3GS以降、iPod touch第4世代用
5.2.1 (2013(平成25)年3月19日) Apple TV第2世代、第3世代用
5.1.1 (2012(平成24)年5月8日) iPhone 3GS以降、iPod touch第3世代以降、iPad/iPad 2用
4.2.1 (2010(平成22)年11月22日) iPhone 3G以降、iPod touch第二世代以降用
3.1.3 (2010(平成22)年2月2日) 初代iPhone、初代iPod touch用
プラットフォーム:
ARMアーキテクチャ
カーネル
種別: ハイブリッド (
Darwin
(Machベース))
ライセンス
: プロプライエタリー・ソフトウェア
一覧表
日付は原則として米国時間。
バージョン1
iPhone OS 1は最初のバージョン。まずiPhone用としてリリースされ、1.1からiPod Touchも対応した。
1.0 (2007(平成19)年6月29日)
1.0.1 (2007(平成19)年7月31日)
1.0.2 (2007(平成19)年8月21日)
1.1.1 (2007(平成19)年9月27日)
1.1.2 (2007(平成19)年11月12日)
1.1.3 (2008(平成20)年1月15日)
1.1.4 (2008(平成20)年2月26日)
1.1.5 (2008(平成20)年7月15日) iPod Touch専用
バージョン2
iPhone OS 2はiPhone 3G向けにリリースされたバージョン。
2.0 (2008(平成20)年7月11日)
2.0.1 (2008(平成20)年8月4日)
2.0.2 (2008(平成20)年8月18日)
2.1 (2008(平成20)年9月12日)
2.2 (2008(平成20)年11月21日)
2.2.1 (2009(平成21)年1月27日)
バージョン3
iPhone OS 3。
3.0 (2009(平成21)年6月17日)
3.0.1 (2009(平成21)年7月31日)
3.1 (2009(平成21)年9月9日)
3.1.2 (2009(平成21)年10月8日)
3.1.3 (2010(平成22)年2月2日)
3.2 (2010(平成22)年4月3日)
3.2.1 (2010(平成22)年7月15日)
3.2.2 (2010(平成22)年8月11日)
バージョン4
iOS 4は、iPhone 3G以降、iPod touch第2世代以降用として登場したバージョンで、このバージョンからiOSの名になった。またApple TVでも採用されている。
これを著している時点での最新版でもある。
4.0 (2010(平成22)年6月21日)
4.0.1 (2010(平成22)年7月15日)
4.0.2 (2010(平成22)年8月11日)
4.1 (2010(平成22)年9月8日)
4.1.1
4.2
4.2.1 (2010(平成22)年11月22日)
4.2.2
4.2.5 (不明)
4.2.6 (不明)
4.2.7 (不明)
4.2.8 (不明)
4.2.9 (不明)
4.2.10 (不明)
4.3以降は、iPhone 3GS/4以降、iPod touch第3世代以降、iPadシリーズ用となった。
4.3 (2011(平成23)年3月10日)
4.3.1 (2011(平成23)年3月26日)
4.3.2 (2011(平成23)年4月15日)
4.3.3 (2011(平成23)年5月5日)
4.3.4 (2011(平成23)年7月16日)
4.3.5 (2011(平成23)年7月26日)
4.4以降は、Apple TV用。
4.4
4.4.1
4.4.2
4.4.3
4.4.4
バージョン5
iOS 5は、iPhone 3GS/4/4S以降、iPod touch第3世代以降、iPad/iPad 2用として登場したバージョン。
5.0 (2011(平成23)年10月12日)
5.0.1 (2011(平成23)年11月10日)
5.0.2
5.1 (2012(平成24)年3月8日)
5.1.1 (2012(平成24)年5月8日)
以下は、Apple TV第2世代、第3世代用。
5.2
5.2.1 (2013(平成25)年3月19日)
バージョン6
iOS 6
は、iPhone 3GS/4/4S/5以降、iPod touch第4世代以降、iPad 2/iPad(第3世代)以降用として登場したバージョン。
2012(平成24)年6月11日(現地時間)に発表され、2012(平成24)年9月19日にリリースされた。
6.0 (2012(平成24)年9月19日)
6.0.1 (2012(平成24)年11月2日)
6.0.2 (2012(平成24)年12月18日) iPhone 5/iPad mini用更新
6.1 (2013(平成25)年1月28日)
6.1.1 (2013(平成25)年2月12日) iPhone 4S用更新
6.1.2 (2013(平成25)年2月19日)
6.1.3 (2013(平成25)年3月20日)
6.1.4 (2013(平成25)年5月3日) iPhone 5用更新
6.1.5 (2013(平成25)年11月14日) iPod touch第4世代用更新
6.1.6 (2014(平成26)年2月21日) iPhone 3GS、iPod touch第4世代用更新
iPod touch第4世代ではiOS 7が提供されないことから、不具合修正のためにiOS 6.1.5の更新が行なわれた。
バージョン7
iOS 7
は、iPhone 4/4S/5以降、iPod touch第5世代以降、iPad 2/iPad(第3世代)以降用として登場したバージョン。
2012(平成24)年6月10日(現地時間)に発表され、2013(平成25)年9月18日(現地時間)にリリースされた。
64ビットMPU
である
Apple A7
に対応した、64ビット対応OSとなっている。
7.0 (2013(平成25)年9月18日)
7.0.1 (2013(平成25)年9月19日) iPhone 5s/5c
7.0.2 (2013(平成25)年9月26日)
7.0.3 (2013(平成25)年10月22日)
7.0.4 (2013(平成25)年11月14日)
7.0.5 支那のiPhone 5s/5c
7.0.6 (2014(平成26)年2月21日)
7.1 (2014(平成26)年3月10日)
7.1.1 (2014(平成26)年4月22日)
7.1.2 (2014(平成26)年6月30日)
バージョン8
iOS 8
は、iPhone 4S以降、iPod touch第5世代以降、iPad 2/iPad(第3世代)以降用。
8.0 (2014(平成26)年9月17日)
8.0.1 (2014(平成26)年9月24日) ‐ 不具合があり、即日撤回
8.0.2 (2014(平成26)年9月26日) ‐ 再修正版
8.1 (2014(平成26)年10月20日)
8.1.1 (2014(平成26)年11月17日)
8.1.2 (2014(平成26)年12月10日)
8.1.3 (2015(平成27)年1月27日)
8.2 (2015(平成27)年3月9日)
8.3 (2015(平成27)年4月8日) ‐ 絵文字の仕様変更、VoLTE対応
8.4 (2015(平成27)年6月30日)
8.4.1 (2015(平成27)年8月14日)
バージョン9
iOS 9
は、iPhone 4S以降、iPod touch第5世代以降、iPad 2/iPad(第3世代)以降用。
9.0 (2015(平成27)年9月16日)
9.0.1 (2015(平成27)年9月21日)
9.0.2 (2015(平成27)年9月30日)
9.1 (2015(平成27)年10月21日) ‐ マルチタスクUIの改善、150以上の新しい絵文字
9.2 (2015(平成27)年12月8日)
9.2.1 (2016(平成28)年1月20日)
バージョン10
iOS 10は、iPhone 5以降、iPod touch第6世代以降、iPad 4以降用。
技術
機構
Darwin
の
カーネル
であるXNU(Machベース)の上に、各種のアプリケーションフレームワークが搭載されている。
iOS向けのアプリケーションを開発し配布することは可能だが、現行のiOS搭載製品にはJava仮想マシン等が搭載されていない。プログラミング言語としては、原則としては
Objective-C
を使用する必要があるが、普通の
C
や、
C++
も利用できないことはない。
バージョンアップ
かつては、iOSのバージョンアップにはPCが必要で、自力では出来なかった。
しかしこれは全く「スマート」ではないとの酷評は当然ながらあり、この問題はiOS 5から改善された。
アプリケーションとファイル
iOSは、セキュリティを理由として、アプリケーションはサンドボックス内に配置される。
サンドボックスとは、ファイル、環境設定、ネットワークやハードウェアリソースなどについて、アクセスをきめ細かく制限する機能である。iOSは、アプリケーションごとに個別のサンドボックスディレクトリーにアプリをインストールし、その位置を、そのアプリケーションとデータにおけるホームとして扱う。
つまり、iOSは原則としてアプリとデータが結びついており、フォルダーの階層構造といった概念を、見た目としては持っていない。
WindowsやAndroidにはあるファイルエクスプローラーなどのファイルシステム管理ツールがiOSにないのは、そのような理由による。
ちなみに、無料版で幾つかのデータを持っていて、満足したので有料版に買い換え、といった場合も、異なるアプリとして扱われると、そのデータを共有することができない不便さもある。
操作
以降は、著している時点で最新の、
iOS 6
を前提として説明する。
壁紙
ケータイの場合「
待ち受け画像
」などと呼ばれていたが、iOSの場合はMacなどのパソコンや
Android
と同様、壁紙という。
従来はロック中の画面にのみ壁紙を設定することができた。iOS 4以降はホーム画面のバックにも好きな壁紙が設定可能となった。
Androidとは違い、iOSの壁紙は、ホーム画面を左右にスクロールさせても変化しない。
ボタン
iOSデバイス
は、音量ボタンなどを除くと、操作に用いるボタンは二つ、「いわゆる電源ボタン」と「ホームボタン」がある。
アプリケーション起動中にホームボタンを押せばホーム画面に戻る。iOS 4以降であれば、この時アプリはバックグラウンドで動作しており、ホームボタンを2回押す(いわゆるダブルクリック)すると、画面下にマルチタスクバーが表示され、アプリの切り替えや終了が可能である。
いわゆる電源ボタン
いわゆる電源ボタンは、古くは「スリープ/スリープ解除ボタン」と呼ばれ、後に「オン/オフ ボタン」と呼ばれるようになったボタンである。
この電源ボタンを2秒間ほど押し続けると画面が黒くなり、赤い「電源オフ」のスライダーが表示される。このスライダーをスライドすると、電源がオフになる。オフ状態から電源ボタンを暫く押すと、電源が入り起動する。
他に、動作中に10秒間、電源ボタンとホームボタンを同時に押し続けると、デバイスは強制的にリセットされ、再起動する。OSがフリーズした場合には、この方法で再起動する。
マルチタスク機能
マルチタスクバー
ホームボタンを二回押すと表示されるのが、タスク切り替えの画面である。iOS 6までと、iOS 7からとでは、仕様がかなり変わっている。
iOS 6までは、マルチタスクバーと呼ばれ、アプリのアイコンの上で
ホールド
すると、アイコンがぷるぷるし、左上に〓が表示される。この時、左上の〓をタップすると、そのアプリは終了する。意外とタップするべき位置がシビアで、面倒であった。
ホームボタンを一回押せば、ぷるぷるは終了する。
ホームボタンを二回押せば、マルチタスクバーが消える。
マルチタスキング
iOS 7からは、大幅に改善された。
ホームボタンを二回押すという操作性の悪さは相変わらず変わっていないが、マルチタスキングの画面では現在動作中のアプリのアイコンと画面が表示される。
左右にスワイプして、画面に出したいアプリを選ぶことができる。
終了させたいアプリは、画面を上に放り捨てるようにスワイプすると終了する。
ホームボタンを一回または二回押せば、マルチタスキングの画面は終了し、元の画面に戻る。
アイコンの並び替え
画面のアイコンの上でホールドすると、画面のアイコンを並び替えるモードになる。
画面全体のアイコンがぷるぷるし、左上に〓が表示される。この時、左上の〓をタップすると、そのアプリは削除される。アイコンをフリック&ドロップすれば、アイコンはその場所に移動する。
スクリーンショットの撮影
特に追加のツールなしで、スクリーンショットの撮影をする機能が存在する。
操作は、電源ボタンを押しながらホームボタンを押すだけである。写真を撮影した音が鳴れば成功。撮影された画像は、24ビットの
PNG
形式で保存され、写真(Photo)ツールの中に格納される。
標準で、
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、Facebookといったもので外に手動転送可能だが、iOSにDropboxがインストールされていれば、撮影後、自動的にDropboxにも転送される。
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