iOS 6
読み:アイ-オウエス-ろく
外語:iOS 6

 Appleの組み込み向けオペレーティングシステムであるiOSのバージョン6。
目次

概要
 2012(平成24)年6月11日(現地時間)に発表され、2012(平成24)年9月19日にリリースされたバージョン。
 iPhone 3GS以降、iPod touch第4世代以降、iPad 2/iPad(第3世代)以降用。つまりiPadは第1世代のみ対応していない。
 しかし、登場するなり大騒ぎとなった(悪い意味で)。
 また、2012(平成24)年9月21日発売のiPhone 5にも標準搭載された。

バージョン
 iPod touch第4世代ではiOS 7が提供されないことから、不具合修正のためにiOS 6.1.5の更新が行なわれた。

新地図アプリ

品質
 iOS 6の目玉は、Googleマップに代えて採用された新しい地図アプリである。
 ルート案内、音声、3D機能「Flyover」、ベクターベースの地図などの機能を搭載するためには、新しいものを一から作り直す必要があったとしている。そして斜め45度上空からのアングルが事前に公開され期待されたが、いざ使ってみると、その品質の低さが大きな話題となった。
 地図は、Googleマップや日本の各社がネットで提供しているマップと違い、鉄道網や駅が分かりにくいという特徴(欠点)がある。駅が分かりにくく、駅は単なるランドマークとしての扱いでしかない。
 また、駅にしてもその他にしても、その問題の数は枚挙に暇が無く、全て挙げることは不可能なほどで、要するに全く実用にならない程の品質だった。

地図は進化する
 2012(平成24)年9月28日(現地時間)、残念な品質のこの地図アプリについて、米Appleのティム・クックCEOが謝罪し、改善のため最善を尽くすとした。それまでの間、代替として、「地図マピオン」アプリ、「地図 Yahoo!ロコ」アプリ、Webアプリ版「Googleマップ」を紹介した。
 Appleによれば、この地図は情報を得て進化していくとしている。つまり現在はまだ進化過程であり、最終形ではないということである。
 そんな途中の地図の凄さの一部を紹介する。

初版の段階
 少しずつ修正されているが、最初は酷いありさまだった。

関東

関西
 もちろん(?)、関西もかなりおかしい。

海外
 Appleの選択では、こうなるらしい。

3D対応
 日本時間で2012(平成24)年10月4日頃、日本でも東京や大阪など都市部限定ながら、3D対応に更新されたようである。
 しかしまだモデル情報が出来ていないらしく、東京タワーは単なるビルの姿として表示されるため、再びiOSの地図が大きな話題となった。しかも、対する東京スカイツリーはまだ基礎すら建てられておらず、ビルの谷間は微妙な哀愁を漂わせている。
 東京の都庁ビルはそれなりの形で表示されているが、見た目に凝る前に、まず都庁舎と表示するのを優先するべき(今は何も表示されない)だろう。仮にも地図なのだから。

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