Google Chrome
読み:グーグル-クローム
外語:Google Chrome
Google
が開発している
Webブラウザー
。
目次
製品情報
概要
機能・性能
沿革
特徴
技術面
Native Client
Linux版
Mac OS X版
製品情報
現時点での最新版は以下の通りである。
製品名 ‐ Google Chrome
使用途 ‐ Webブラウザー
初出年 ‐ 2008(平成20)年(ベータ版公開)
設計者 ‐ Google
開発者 ‐ Google
最新版
PC用 ‐ Google Chrome 45 (2015(平成27)年9月1日〜)
Android用
iOS用
影響関係
被影響 ‐ Chromium、Safari
加影響 ‐ Iron(Chromium)
動作環境
Microsoft Windows
Linux
Android
OS X
iOS
ライセンス
‐ プロプライエタリー、
BSDライセンス
、その他
概要
機能・性能
軽快な動作を特徴とする
タブブラウザー
である。
Google Chromeは
オープンソースソフトウェア
のChromiumに、独自の機能を搭載したものである。Chromium自体はソースが公開されているが、Google Chromeのソースは公開されていない。
製品公開直後より、あまりの速度に話題騒然となる。
沿革
Google Chrome 6以降は、6週間ごとに次の
安定版
をリリース予定としている。以下は全て、Windows版のリリースについて。
2008(平成20)年9月2日: ベータ版公開
2008(平成20)年12月12日: 初の正式版 v1.0.154.36公開
2009(平成21)年5月21日: 初のv2正式版 v2.0.172.28公開
2009(平成21)年9月15日: 初のv3正式版 v3.0.195.21公開
2010(平成22)年1月26日: 初のv4.0正式版 v4.0.249.78公開
2010(平成22)年3月17日: 初のv4.1正式版 v4.1.249.1036公開
2010(平成22)年5月25日: 初のv5正式版 v5.0.375.55公開
2010(平成22)年9月2日: 初のv6正式版 v6.0.472.53公開
2010(平成22)年10月19日: 初のv7正式版 v7.0.517.41公開
2010(平成22)年12月2日: 初のv8正式版 v8.0.552.215公開
2011(平成23)年2月3日: 初のv9正式版 v9.0.597.84公開
2011(平成23)年3月8日: 初のv10正式版 v10.0.648.127公開
2011(平成23)年4月27日: 初のv11正式版 v11.0.696.57公開
2011(平成23)年6月7日: 初のv12正式版 v12.0.742.91公開
2011(平成23)年8月2日: 初のv13正式版 v13.0.782.107公開
2011(平成23)年9月16日: 初のv14正式版 v14.0.835.163公開
2011(平成23)年10月25日: 初のv15正式版 v15.0.874.102公開
2011(平成23)年12月13日: 初のv16正式版 v16.0.912.63 m公開
2011(平成23)年2月8日: 初のv17正式版 v17.0.963.46公開
2012(平成24)年3月28日: 初のv18正式版 v18.0.1025.142公開
2012(平成24)年5月15日: 初のv19正式版 v19.0.1084.46公開
2012(平成24)年6月26日: 初のv20正式版 v20.0.1132.43公開
2012(平成24)年7月31日: 初のv21正式版 v21.0.1180.60公開
2012(平成24)年9月25日: 初のv22正式版 v22.0.1229.79公開
2012(平成24)年11月6日: 初のv23正式版 v23.0.1271.64公開
2013(平成25)年1月10日: 初のv24正式版 v24.0.1312.52公開
2013(平成25)年2月21日: 初のv25正式版 v25.0.1364.97公開
2013(平成25)年3月26日: 初のv26正式版 v26.0.1410.43公開
2013(平成25)年5月21日: 初のv27正式版 v27.0.1453.93公開
2013(平成25)年7月9日: 初のv28正式版 v28.0.1500.71公開 (新レンダリングエンジン
Blink
搭載)
2013(平成25)年8月20日: 初のv29正式版 v29.0.1547.57公開
2013(平成25)年10月1日: 初のv30正式版 v30.0.1599.66公開
2013(平成25)年11月13日: 初のv31正式版 v31.0.1650.48公開
2014(平成26)年1月14日: 初のv32正式版 v32.0.1700.76公開 (Auraプロジェクトの成果を導入)
2014(平成26)年2月20日: 初のv33正式版 v33.0.1750.117公開
2014(平成26)年4月24日: 初のv34正式版 v34.0.1847.131公開
2014(平成26)年5月20日: 初のv35正式版 v35.0.1916.114公開
2014(平成26)年7月16日: 初のv36正式版 v36.0.1985.122公開
2014(平成26)年8月26日: 初のv37正式版 v37.0.2062.94公開
2014(平成26)年10月7日: 初のv38正式版 v38.0.2125.101公開
2014(平成26)年11月18日: 初のv39正式版 v39.0.2171.65公開 (Mac版が64ビット化)
2015(平成27)年1月21日: 初のv40正式版 v40.0.2214.91公開
2015(平成27)年3月3日: 初のv41正式版 v41.0.2272.76公開
2015(平成27)年4月14日: 初のv42正式版 v42.0.2311.90公開 (Push API対応)
2015(平成27)年5月19日: 初のv43正式版 v43.0.2357.65公開 (Web MIDI API対応、Permissions API対応)
2015(平成27)年7月21日: 初のv44正式版 v44.0.2403.89公開
2015(平成27)年9月1日: 初のv45正式版 v45.0.2454.85公開 (TLS 1.0への安全でないフォールバック無効化)
以降は重要なもののみ抜粋。
2016(平成28)年5月25日: 初のv51正式版 v51.0.2704.63公開 (Chromecastへの接続機能をChromeに統合)
2016(平成28)年7月20日: 初のv52正式版 v52.0.2743.82公開 (Backspaceキーでバックしなくなる、ユーザーインターフェイスの改悪)
2016(平成28)年8月31日: 初のv53正式版 v53.0.2785.89公開 (バックグラウンドで稼働するFlashのブロック機能を追加)
特徴
技術面
WebKit
とGearsをベースにしたWebブラウザーで、更にV8と呼ばれる新規開発された
JavaScript
仮想マシンが搭載された。
WebKitはKHTMLが基になっている。
Apple Computer
が中心となって開発しているHTMLレンダリングエンジンで、同社のWebブラウザー「Safari」などで採用されている。
各タブの
プロセス
は独立しており、
マルチプロセッサー
環境でも効率よく動作するほか、特定のタブがクラッシュしても他のタブに影響を及ぼさない。
なお、Google Chrome 28以降は、WebKitから分岐してGoogleが独自に開発をする
Blink
に切り替わった。
Native Client
Google Chrome 14から搭載された新機能が、Native Clientである。
これは、
オープンソース
で開発された、CやC++などで書かれたプログラムのコンパイル済みネイティブコードをWebブラウザー内で実行できるという機能である。
Linux版
Linux
版が開発中で、UIにGTK2が採用された。
このLinux版は、Googleが開発したOS、
Google Chrome OS
のGUIにもなっていると見込まれる。
Mac OS X版
Mac OS X版が開発中で、ネイティブアプリとして開発されるとしている。
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