ペリフェラル電源コネクター
読み:ペリフェラルでんげんコネクター
外語:Peripheral Power Connector

 PC/AT互換機で、ディスクドライブなどの周辺機器に電源を供給するための4ピンのコネクター。別名「Molexコネクター」。
目次

概要
 シリアルATAのものは専用のコネクターが定められたため需要が激減したが、それ以前のものは、このコネクターで電源供給をしていた。
 古いCD/DVDドライブやHDD、今でもリムーバブルモジュールの電源供給用として使われている/いた。
 また、ケースファンなどは、古くは12Vで稼働し、ペリフェラル電源コネクターを持って12VとGNDにつなぐ製品が多かった。昨今は回転数を測るため、マザーボードのファン用コネクターに繋ぐことが多い。
 ASUS EZ_PLUGと称して、マザーボードにこのコネクターが搭載されたこともあった。

特徴

配線
 ケーブル(プラグ)側を見るとわかりやすいが、ピン番号は黄色のラインを起点として1、2、3、4、となり、色は黄黒黒赤で、順に+12V、GND、GND、+5Vである。
  1. +12V
  2. 黒 GND
  3. 黒 GND
  4. +5V
 黄は+12V、赤は+5Vで、隣り合う黒はそれぞれのGNDである。

オスメス
 プラグ側がメスで、装置側がオスとなっている。
 上下で形状が変えられており、誤挿入できないようにもなっている。

7V
 12Vと5Vがでているため、ここから7Vを取り出すことが可能と説明されることもある。
 確かに理論上は、+ラインに12V、-ラインにGNDの代わりに5Vを繋げば、12-5=7なので、差し引き7Vが得られる。
 しかし実際には、接続された系統にHDDや光学ドライブなどを接続していると電圧変動が発生し、揺らぎが出やすい。本気で7Vが欲しいなら、12Vを降圧ないし5Vを昇圧させるべきであろう。

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