マザーボード
読み:マザーボード
外語:mother board
電子計算機
のメイン基板(メインボード)のこと。この板に、様々な
電子部品
を搭載する。
目次
特徴
フォームファクター
構成要素
主力部品
レガシーデバイス
メーカー
主要メーカー
大まかな評価
選択のポイント
特徴
マザーボードは、スロットなどの形式により子基板を持つことができる。このため、これらの親となることから、マザーボードと称されるようになった。
機器やメーカー等により様々な呼ばれ方をするが、こと「マザーボード」と言ったときには、
PC/AT互換機
のものを指すことが多い。
フォームファクター
パソコン用のマザーボードは、長い歴史の中で、さまざまなものが作られ、使われてきた。この、
基板
の大きさやネジ位置等の規定を「
フォームファクター
」という。
一般的なパソコンでは、現在の主流は
ATX
である。
構成要素
マザーボードには様々な部品等が搭載されるが、主には次のようなものが搭載されている。
主力部品
以下は、2008(平成20)年頃の主力製品を例とする。
CPU
と
チップセット
メインメモリー
BIOS ROM
拡張スロット
PCI Express
AGP
PCI
ATA
パラレルATA
シリアルATA
拡張用コネクター類
USB
IEEE 1394
Ethernet
その他
GPU
(グラフィック機能)
音源
リアルタイムクロック
(RTC) (時計機能)
レガシーデバイス
以下は、2008(平成20)年頃には既に過去のものとなった機能である。
自作用として売られているマザーボードには今も搭載されているものがあるが、メーカーブランドパソコンになると、殆どの製品で機能が削られている。
シリアルポート
(
RS-232C
)
パラレルポート
/プリンターポート (
IEEE 1284
)
PS/2ポート
PS/2マウス
ポート
PS/2キーボードポート
ISA
スロット
メーカー
主要メーカー
現在でも製品が見られる超有名メーカー/ブランド。
ASRock
ASUS
/ASUSTeK Computer
BIOSTAR
FOXCONN
GIGABYTE
/Gigabyte Technology
Intel
MSI
その他のメーカー。既に撤退したものも含む。
abit
AOpen
ECS
EPoX
FIC
ELSA
Jetway
TYAN
DFI
Super Micro Computer, Inc.
大まかな評価
ネットでの評判を集計したものであり、製品によっては評価と一致しないこともある。
ASRock ‐ 変態メーカー。定期的に印象の強い変態を作る。電源周りの回路には定評あり
ASUS ‐ 丈夫さで信頼性が高いが、動作の信頼性は欠く。
日本語
でのサポートは期待しない方がよい
BIOSTAR ‐ 安物。設計も部品も価格相応
FOXCONN ‐ オーバークロッカー向け
GIGABYTE ‐ 安定志向
Intel ‐ ぼったくり
MSI ‐ 変なギミックが多い印象。安定性はそこそこ
信頼性を求めるならASUSとGIGABYTEが双璧で、これにMSIが続く印象。
ASRockとBIOSTARは人柱たちの評判を聞いてから。
その他は博打。
選択のポイント
一般的には、次のようなものが重視される。
信頼性
必要な機能があるかどうか
CPUの対応
スロットや各種外部ポートの装備や数など
値段
以前、Evercon社(旧GSC社)のコンデンサーがGIGABYTEなどのマザーボードで大フィーバーしたため、このメーカーのコンデンサーが載った製品は受け付けない人も多い。JetwayやAOpenは今でも使っているらしく、それを理由に却下とするマニアもいる。
CPU周りは富士通メディアデバイス製の固体コンデンサーが使われていても、電源まわりやスロットまわりにEverconが付いていたりすることがあるので、どうしても拒絶したい人は、全体的によく見回す必要がある。
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