LAMOST-HVS1
読み:らもうすと-えいちぶいえすわん
外語:LAMOST-HVS1

 超高速度星(HVS)として飛行中の恒星。
目次

情報

基本情報

物理的情報

観測情報

主なカタログ番号

特徴
 銀河系の外れ、地球から「かに座」方向約4万2400光年、銀河中心から6万2000光年の距離を611.65km/s(528.5km/cBeat)という猛スピードで飛行中の恒星。
 超高速度星は研究の結果、銀河系内にかなりの数が見つかっており、この星より遙かに高速なものも多数あるが、LAMOST-HVS1はその中でも最も太陽系に近いものの一つである。
 この星はどうやら元々は連星だったが、ブラックホールに捕まり、片方はブラックホールに飲み込まれ、この星はブラックホールに弾き飛ばされたとみられる。その射出地点は銀河中心ではなく、そこからやや離れた場所である。
 射出速度が非常に高速であることからブラックホールの存在を仮定する必要があり、つまり射出地点には未発見の中間質量ブラックホールが存在していて、これに弾き飛ばされたのではないかと考えられている。

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