酪酸
読み:らくさん
外語:butyric acid
有機酸
(
カルボン酸
)の一つで、炭素数4の
飽和脂肪酸
の一つ。飽和脂肪族モノカルボン酸。別名ブタン酸。中程度の
強酸
。
酪酸には直鎖のノルマル酪酸(n-酪酸)と、枝分かれした
イソ酪酸
があり、単に酪酸と言った場合にはノルマル酪酸を指す。
目次
物質の情報
誘導体、関連物質の例
物質の特徴
安全性
危険性
有害性
環境影響
物質の情報
組成式: C
4
H
8
O
2
構造式: CH
3
(CH
2
)
2
COOH
分子量
: 88.11
比重
: 0.96 (水=1)
融点
: 竏7.9℃
沸点
: 164℃
CAS番号
: 107-92-6
ICSC番号: 1334
化学名: 1-Propanecarboxylic acid
常温常圧では無色で特徴的な臭気のある油状液体。
誘導体、関連物質の例
ガンマアミノ酪酸(
GABA
) (
神経伝達物質
)
ガンマヒドロキシ酪酸(
GHB
) (麻薬)
物質の特徴
汗が酸っぱい悪臭を持つことがあるが、これは汗の成分が微生物分解されて生成する酪酸によることが多い。
安全性
中程度の
強酸
である。
塩基
、強酸化剤と反応する。多くの金属を侵す。
危険性
引火点: 72℃(密閉式)
発火点: 452℃
爆発限界: 2〜10 vol%(空気中)
有害性
刺激
腐食性: 眼、
皮膚
、気道に対して腐食性を示す
刺激性: (該当資料なし)
感作性
: (該当資料なし)
毒性
急性毒性
: (該当資料なし)
慢性毒性
: (該当資料なし)
がん原性: (該当資料なし)
変異原性
: (該当資料なし)
生殖毒性: (該当資料なし)
催畸形性
: (該当資料なし)
神経毒性: (該当資料なし)
環境影響
分解性: (該当資料なし)
蓄積性: (該当資料なし)
魚毒性: 水生生物に対して毒性がある
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