GHB
読み:ジーエイチビー
外語:GHB: Gamma-hydroxybutyric acid

 ガンマヒドロキシ酪酸。麻薬の一種。かつて日本では麻薬及び向精神薬取締法には抵触せず(但し、当時の薬事法には抵触していた)、合法ドラッグとして乱用された。
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物質の情報
 分子式C4H8O3。CAS番号591-81-1。IUPAC名4-hydroxybutanoic acid。
 

物質の特徴
 米国では、GHBやGBLを健康補助食品として乱用した前例があるが、FDAは1990(平成2)年にGHBの製造販売を禁止、GHLも1999(平成11)年1月に回収を勧告した。
 日本でも、厚生労働省が2001(平成13)年10月22日に近日中に麻薬に指定すると発表、翌月11月25日以降は麻薬扱いとなった。

薬効薬理
 GHBは脳を抑制するように作用し、催眠/筋弛緩を引き起こす。また、成長ホルモンの分泌を促進させる働きがある。

副作用など
 嘔吐、意識消失、昏睡、呼吸障害等の副作用を起こす。
 アルコールなどとの併用により急性中毒を起こし死亡する例もある。

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