血漿 |
辞書:科学用語の基礎知識 生物学編 (BBBIO) |
読み:けっしょう |
外語:blood plasma |
品詞:名詞 |
血液の約半分を占める成分で、細胞成分以外の成分の総称。血液の機能のうちの殆どが血漿成分によって担われている。
|
概要 |
血漿は水が90%で、残り約10%が溶質、つまり溶けている物質である。
溶質には、主に次のような物質が含まれる。
このうち、血漿成分として重要なものは、蛋白質と凝固・線溶機構である。
特徴 |
献血のうち成分献血には「血漿成分献血」が存在する。
血漿には血液凝固因子が含まれており、血漿輸血はこの因子を補うことを目的に行なわれている。
基本的には、出血傾向にありかつ不足する凝固因子が不明な場合、または必要となる凝固因子が判明していてもそれ単体が入手できない場合などに実施される。肝不全や重度の感染症などで凝固因子が不足し出血を起こす場合にも実施される。
献血後、血球と分離して直ちに凍結保存したものを「新鮮凍結血漿」といい、これは一年間保存することができる。
リンク |
通信用語の基礎知識検索システム WDIC Explorer Ver 7.04a (27-May-2022) Search System : Copyright © Mirai corporation Dictionary : Copyright © WDIC Creators club |