ラーメンの副原料の一つで、鹹水(かんすい)と呼ばれる物質の一つである。また、ガラス原料や、洗剤原料としても利用される。通常は一水和物。
- 組成式: K2CO3
- 分子量: 138.21
- 比重: 2.20g/cm3
- 融点: 891℃
- 沸点: (該当資料なし)
- CAS番号: 584-08-7 (一水和物)
- ICSC番号: (登録なし)
- 官報公示整理番号(化審法番号・安衛法番号): 1-153
- 外観: 白色の粉末で、無臭
- 溶解性:
- 水に可溶 (113.5g/100g水、25℃)
- エタノールに不溶
水溶液は強アルカリ性。
工業的には水酸化カリウム(苛性カリ)に二酸化炭素(炭酸ガス)を加えて反応させ濾過・乾燥して作る。
2KOH+CO2→K2CO3+H2O
液体石鹸の原料、ガラス原料などに使われている。
またラーメンなど中華麺を作る際は、小麦粉に、かんすいと呼ばれる炭酸カリウム濃度の高い鹹水(かんすい)を混ぜて作られる。
毒物及び劇物取締法: 該当しない
消防法(危険物の規制に関する政令): 該当しない
労働安全衛生法 (労働安全衛生法施行令): 該当しない
航空法: 該当しない
船舶安全法(危険物船舶運送及び貯蔵規則): 該当しない
港則法: 該当しない
- 海洋汚染防止法(海洋汚染等及び海上災害の防止に関する法律)
- 【炭酸カリウム溶液】査定物質(Z類同等の有害液体物質)(環境省告示)
適用条件:濃度が50重量%以下のものに限る。
- (水質汚濁防止法: (未確認))
大気汚染防止法: 該当しない
悪臭防止法: 該当しない
化学物質排出把握管理促進法(PRTR法): 該当しない
- 引火点: (該当資料なし)
- 発火点: (該当資料なし)
- 爆発限界: (該当資料なし)
- 刺激
- 腐食性: (該当資料なし)
- 刺激性: 眼、皮膚、呼吸器に刺激性がある
- 感作性: (該当資料なし)
- 毒性
- 急性毒性
- 慢性毒性: (該当資料なし)
- がん原性: (該当資料なし)
- 変異原性: (該当資料なし)
- 生殖毒性: (該当資料なし)
- 催畸形性: (該当資料なし)
- 神経毒性: (該当資料なし)
- 規制値
- 一日許容摂取量(ADI): (該当資料なし)
- 暫定耐用一日摂取量(PTDI): (該当資料なし)
- 急性参照値(ARfD): (該当資料なし)
- 暴露許容濃度(TLV): 設定されていない
- 最大許容作業濃度(MAK): (該当資料なし)
- 分解性: (該当資料なし)
- 蓄積性: (該当資料なし)
- 魚毒性: (該当資料なし)
関連するリンク
ICSC 国際化学物質安全性カード用語の所属
食品添加物
鹹水
関連する用語
ラーメン