核燃料 |
辞書:科学用語の基礎知識 電力編 (NPOW) |
読み:かくねんりょう |
外語:nuclear fuel |
品詞:名詞 |
原子力発電に用いる燃料のこと。核分裂によってエネルギーを発生させる物質の総称。
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概要 |
一般的にはウランだが、他にプルトニウムやトリウムなどがある。
ウランとプルトニウムを混ぜたMOX燃料が使われることもある。
特徴 |
種類 |
単にウランと言っても、ウランには同位体が多数あり、燃料になる質量数のものと、ならない質量数のものがある。
自然界にある同位体組成のままのウランを「天然ウラン」といい、核燃料として使われるウラン235の濃度を高めたものを「濃縮ウラン」という。濃縮ウランも濃縮率によって区別され、原子力発電では数%程度に濃縮した低濃縮ウランを、原子爆弾には6N(99.9999%)まで濃縮した高濃縮ウランを使用する。
ウラン235はウランの中で0.7%程度しかないため、99.3%はただのゴミとなる。これを劣化ウランという。
多重防護 |
ウランそのままでは使うことができないので、形を整えることになる。
核燃料をセラミックで焼き固めたものを「ペレット」、ペレットを管にいれ棒状にしたものを「燃料棒」、燃料棒を束ねたものを「燃料集合体」という。
リンク |
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