MOX燃料 |
辞書:科学用語の基礎知識 電力編 (NPOW) |
読み:モックス-ねんりょう |
外語:MOX Fuel: Mixed OXide Fuel |
品詞:名詞 |
高速増殖炉で用いられる燃料で、ウランとプルトニウムの酸化物粉末を混合して焼き固めたもの。「混合酸化物燃料」の意。
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概要 |
通常の軽水炉で使われるウラン燃料は、燃えない天然ウラン(ウラン238)に、燃えるウラン235の割合を3〜4%程度に増やした濃縮ウランを用いる。
対してMOX燃料は、燃えない天然ウランや濃縮した後に残るウラン(劣化ウラン)に、燃えるウラン235と核分裂性プルトニウムを数%混合したものである。
特徴 |
プルサーマルとして、日本でもMOX燃料は用いられている。
但し、軽水炉で全燃料をMOX燃料にするのは不可能で、またMOX燃料は制御棒から離れた場所に配置するなどの工夫が必要である。
全燃料をMOX燃料にするためには専用の炉が必要である。
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