ウラン235 |
辞書:科学用語の基礎知識 原子元素・名称編下 (NELEMN7) |
読み:ウラン-にひゃくさんじゅうご |
外語:235 U |
品詞:名詞 |
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情報 |
概要 |
天然には、全ウラン中で1%に満たない程度しか存在しない。
ウラン235(235U)は核分裂反応が臨界に達することが可能なため、原子炉用核燃料や核爆弾に使われる。
特徴 |
崩壊 |
235Uの半減期は7億年で、あまり崩壊しない。
α崩壊してα粒子(ヘリウム原子核)を放出し、トリウム231(231Th)になる。これはアクチニウム系列と呼ばれる崩壊系列の一つである。
その他稀に、クラスタ崩壊や、自発核分裂(SF)をすることもある。
核分裂生成物 |
原子炉で核燃料として使用した時の、ウラン235の核分裂による主な核分裂生成物(質量数順)。更にβ崩壊や中性子捕獲で別核種に変わっていくが、それらについては触れない。
生体への影響 |
科学技術庁告示第五号 平成十二年科学技術庁告示第五号(放射線を放出する同位元素の数量等)における、ウラン235の実効線量係数(ミリシーベルト/ベクレル)は、次のとおりである。
つまり、10,000ベクレルを経口摂取した時(害の大きい四価以外)の実効線量は0.46ミリシーベルト(460マイクロシーベルト)である。
リンク |
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