ペルム紀
読み:ペルムき
外語:Permian Period
地球の地質時代のうち、古生代の最後の紀。石炭紀に次ぐ時代。
概要
約2億9890万年前から約2億5217万年前までの間とされる。
ウラル山脈の西にあるフズリナなどを多く含む層が模式地で、この地方の地名ペルムから命名されたとされる。
この層は更に2層に細分できるため「二畳紀」ともいうが、既に古い呼び方である。
古い時代から順に、次の3世に分けられ、各世はそれぞれ複数の期に分けられている。
- シスウラリアン
- アッセリアン (約2億9890万年前〜約2億9500万年前)
- サクマーリアン (約2億9500万年前〜約2億9010万年前)
- アーティンスキアン (約2億9010万年前〜約2億8350万年前)
- グングーリアン (約2億8350万年前〜約2億7230万年前)
- グアダルピアン
- ローディアン (約2億7230万年前〜約2億6880万年前)
- ウォーディアン (約2億6880万年前〜約2億6510万年前)
- キャピタニアン (約2億6510万年前〜約2億5980万年前)
- ローピンジアン
- ウーチャーピンジアン (約2億5980万年前〜約2億5414万年前)
- チャンシンジアン (約2億5414万年前〜約2億5217万年前)
特徴
生物進化
この時代には両生類も進化し、水から離れての生活が可能となった。また、その両生類をしのぐ勢いで爬虫類が繁栄した。
陸上植物はリンボクなどが減り、代わりに裸子植物が増え、イチョウ、マツ、モミなどが出現し、繁栄した。
氷河期
しかしペルム紀末には氷河期が訪れ、また酸素濃度も減り、この時代の生物は軒並み絶滅してしまった。
海生無脊椎動物はほぼ壊滅、両生類や爬虫類が辛うじて絶滅を免れた。
こうして古生代は終わり、次の中生代が幕を開けることになる。
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